2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

山菜

春の恵み。その地方でしか食べないものにとてもおいしいものがある。昔食べて舌の上にまだ風味が思い出せるものに、アザミがある。アザミの若いものを刻んで油揚げと赤みそで味噌汁にする。何とも言えない馥郁たるお味噌汁。アザミのどこにこんなやさしい味…

臨時日程

思いがけず先方の都合で午後から臨時休業になりました。やらねばならないことがたくさんあるので、まず後任の方に渡す書類の整理をしようかと思い立ちました。私が受け取った資料の量は大きな段ボールひと箱とコンテナー2個、大きな紙袋ひとつ。usb一本。引…

香りを放つ植物が好きだ。

ハーブが好きだ。地味な花なのに、風が吹くと何の花かすぐ分かる。かすかに匂いのついた風が通り過ぎていくとき、一瞬風の帯があるように感じる。その感覚が好きだ。風の中の香りの帯を強く感じたのは、かつて住んでいた盛岡でのこと。岩手大学の構内に、甘…

半袖の薄いブラウスを着た

日中は汗ばむほどの気温で煮えてしまいそうになった。夜は研修担当なのでリネンの薄手のカーデガンを着て出かけることにした。家に戻るころに寒くなるかもしれないが、このところの気温の変動では先が読めない。まあ出かけるか。 行ってみてびっくり。研修生…

十数年前に転勤で別れた宣教師がまた戻ってきた

子供たちが幼かった頃帰国なさって、それから再度日本に宣教に来られたが、ずっと他県で司牧なさっていた恩師が、また戻ってこられた。音楽が好きで、子供たちが好きで、少年の目を持った人だった。宣教師として最後に何ができるのかすべてを整理しつくして…

役割を二つお返しした

少しだけ肩の荷が軽くなったのかも知れない。背負ってしまったものがまだまだあるが、それも自分で定年を決めていこうと思う。自らいつ身を引くかは自分が決めるべきだと感じる。人が促すより少し前の時点で自分で責任をお返しすることが大事。やめさせられ…

ロープ ワーク

なんといってこれが一番の難物なんだろうと思う。第一日常生活で使うことなど本当にない。そのくせ必ず野外訓練ではテストされる。仕方がないからトイレに短いロープとひも結びのテキストを置いて、またベッドにもおいて朝夕一度づつ練習することにした。そ…

それはどんなところなの?

自死遺族の支援を始めてもうずいぶんの年月が経つ。それはどんな集まりなの?と尋ねられることがある。そこに集まってくる人たちの何百倍もの来られない人、来る気になれない人たちがいることも知っている。だから、そう聞かれると、何を知りたいのかな?と…

まだ中年の入り口で

脳梗塞で半身不随になってしまった人がいる。○さん。複雑な家族環境で結果的に孤独な人生を生きてきた。知的障害もあり、さまざまな職業を転々とした後、ホームレスも体験した。私が関わりを持ったのはその後のことである。その時はまだ健康な体を持っていた…

なんて顔しているの?

ほかの部署の人に言われた。自分では元気溌剌のつもりでもふとした表情に出てしまうものらしい。正直に「くたびれました」と言って報告書を置いて今日の仕事は終了。何気なく取られた写真の表情が自分でも切なくて、周りに申し訳ないなと思う。人間の顔は自…

今日を新しい一日

カウンセリングをしていて。思うことがある。もしこの人のこの記憶が収まるべき場所に収まったらどんなにか今を生きることが楽になるだろうか。記憶という物は時々生きることを不可能にしてしまうほど、今を支配する。解決することもできない。なかったこと…

雨です

今年の夏は冷夏の予報です。また長い雨の寒い日が続くのかもしれないなと思っています。かつてお米がとれない冷害の年がありました。姫が生まれたころだったと思います。あの時のことをふと思い出します。まあ、夏はまだ先のことですから、ぼんやりと意識の…

食欲がない

おなかはすくのに、ほんの少し食べるともう一杯になってしまって先に進むことができない。ピタッと蓋がされてしまうような感じで飲み込んでも落ちてゆかない感じがする。のどにつかえるとかそういう感じではなく、食べようという気持ちが萎えてしまう。もう…

今日はだらだらと仕事

午前に一件午後に一件、夜研修担当。一日がダラダラと拘束されていてなんだかメリハリがほしい。気持ちの意図がぴんと張ってテキパキ物事を処理できるのが理想だけれど、なんだか体の深いところに眠り足りないようなもんよりした重さがある。どこかにこの重…

明日から雨が降るんだって

洗濯は今日のうちに早く仕上げておかなくては。この頃の天気予報は生活情報として欠かすことができない。空を見上げたり風を読んだり経験に裏打ちされた読みは不要になった。なんだかとっても大切な経験値が必要なくなってしまった。もし誰かが予報してくれ…

淡々と

生きるための一日を今日もいただいた。この頃ふと目にしたものの中に物故者となった友人知人の名前を見ることがある。知り合ってからもう何十年もたって、その出会い人生の一時期を共に学び、働きそしてお互いにそれぞれの道を歩み、ああ知っている人です、…

頭痛

緊張したためだと思うが、集会が終わるころ、激しい頭痛を感じた。駅前に用事があったが、駅まで歩くことができない。致し方なく地下鉄に乗って駅まで行く。駅前の薬局で痛み止めを買いのむ。せっかくいろいろ用事が足せそうなのに、そのままバスに乗って戻…

今日は集会があった

久しぶりに自分の団での役割を果たす。かつて私の子供たちが幼かった時に、自分はこの子たちの人生にどんな夢を見ているのだろうかと思った。一番気を付けたのは親子であっても子供は別人格であり、子供の代わりに親が子供の夢を見ることはできないというこ…

思わず笑った

http://rocketnews24.com/2014/03/24/425476/イタリアの聖ウルスラ修道会のシスタークリスティナが歌番組のオーディションで素晴らしい歌を歌った。とにかくその姿の意外性に爆笑。嗚呼、こちこちの人たちに見せてやりたいと思った。心から。

それぞれの日常

姫はバイト、親分は午後の会議の準備、私も明日のスカウト活動の準備と総会の準備がある。それぞれが何かしらやらねばならないことを抱えた一週間の終わりではあるな。気持ちの切り替えをしなければ時間に追われて疲弊する。 昨日風が強かった。駐車場で車の…

なんて寒さだ

北海道では雪だったそうではないか。春の天気はわからない。ニュースを見ていると世界のあちらこちらで、きな臭い事件が起きている。人間は争い奪い合う性質を持っているのだろう。いつも何かを奪い合い、争いながら出なければ生きてゆけない生き物なのかも…

震災後の街の姿

今日はケースが午後在った。風が強く時折強い雨がたたきつけ、またいきなり晴れあがる。めまぐるしく変化する天候に翻弄される。金融機関に立ち寄りが必要だった。行ってみたら駐車場をつぶして建物のぐるりに足場を組んで、工事が始まっていた。まだ震災後…

天職

先日、知り合いのシスターと立ち話をした。本人は気が付いていないけれど、周りから見るとそのためにこそこの人は生まれてきたという人がいるそうな。不思議なことにほとんどの人はそう思っていない。あたかも自分の意志だけでそこに立っているように思って…

何と耳の中が変形していた

耳鳴りとめまいがひどくて耳鼻科に行った。結論は何らかの理由で耳の中の形が変形してきているらしい。これからはこんなことがいろいろ起こってくるのだろうな。まあ、人間だから壊れていくのは致し方のないこと。結論から言えばまだなんとか使えそうだ。ほ…

このところ天候の変化が激しい

昨日は30度を超えた。なんだか身の置き所がない暑さの中にいきなり放り込まれたようなつらさがあった。今日は雨が降っている。火照ったほほに冷たい雨が気持ちいい。風は肌寒いほど。こんな時、ああ私もまた自然の中の小さなひとつなのだなと思う。そしてそ…

今日は楽しかった

メデイアテイクに行ってミュージアムショップで楽しい買い物をして、ランチを食べた。それから散歩をして博物館に行き、サントリー美術館の絵を楽しんだ。重要文化財の絵は美しかった。博物館の周りを楽しく散策する。緑が美しい。深呼吸して木の葉の間を渡…

めでたくもフリーデイ

今日の仕事が前倒しで先週やったので今日はめでたくも自分のための時間になった。被災支援で博物館に「おもしろ美術ワンダーランド」の展示が来ているので見に行くつもり。日曜美術館で紹介していたような記憶があるが。時々中央の有名美術館が自分の展示を…

赤毛のアン

昔、一人の女の子がいた。赤毛のアンが大好きで、カナダが大好きになった。いつかその国で暮らしてみたいと思うようになり、結婚してカナダの国籍をとった。そして去年の五月カナダの土になった。私の小さな妹。彼女が旅立ってちょうど一年たつ。今空のどこ…

人生の仕舞支度をしよう

死の予感があるわけではない。ただそろそろ第一ラウンドを締めくくる時期だと思う。今まで親を看取り子供を産んで育て、社会の一員として働いてきた。そろそろ私たちは、私たちが生きてきたこの時間の中で償うべきこと、やり残したこととむきあわなければな…