2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は午後から

午前中はひたすら記録の整理と年度末の報告書作成。写真はデグーのGON-chyan手の上で食事を。食べているのは親分作の全粒粉のパンの耳。中に向日葵の種とブルーベリーが入っている。もちろん人間用だけどおすそ分け。インコ達もこの耳がお気に入り。カリカリ…

今年度がもうすぐ終了

仕事としてみればそれはそれだけのことなのだが、人と関わる仕事は相手の人生をともに見つめることが大事な部分を占める。見守りと言う仕事は見守りつつケアをする。ヘルパーのように家事をしながらというわけではないので相手の言葉や表情やしぐさの中に表…

ひっきりなしの余震

カタカタと揺れると胃が縮み上がるのが判る。キリキリとしてきゅうっと痛む。夜寝ていてもかたかたくらいでも目が覚めて枕もとのラジオのスイッチを入れる。自分の被害が怖いのではない。叉津波が来たら今度は沿岸部はもう助からないとわかっているから。地…

もうすぐ春が来る

復活祭に向けて市内の教会から聖歌隊のメンバーが招集された。これから復活祭に向かって、聖木曜日、聖金曜日、聖土曜日の復活徹夜祭、そして復活祭のための練習が始まった。普段歌わない特別の聖歌が歌われるから練習をしなければならない。今年は親分と二…

手紙を書く

ご無沙汰している人たちにゆっくりと手紙を書く。便箋、封筒、ペンのインクの色、切手もその人が喜びそうな物を選ぶ。言葉を書く前からもう手紙は始まっている。手紙にはメールにないゆったりした時間をかけた楽しみ方がある。こんなささやかな楽しみがひっ…

水鳥

もうすぐ渡りが始まってこの鳥たちは北の空に帰っていくのだろう。今年食べ物は潤沢にあったのだろうか

毎年大雪のはずが

春の彼岸のころいつも雪が降るはずが、今年は穏やかな静かな彼岸となった。私はコタツに入ってぼんやりとしている。温泉に行こうとか、尾形光琳の紅白梅図を観にいこうとか温泉もいいじゃないかとか色々言ってくれるのだがもう身体がヤスミタイイイイと言っ…

物凄い風

洗濯物を外に干すことが出来ない。おまけに砂が飛ぶ。細かな雪が降っている。それなのに太陽はさんさんと地上を照らしている。空が晴れているのにこの雪はどこから飛んできているのだろうか。 若林区役所前の鉄柵にくくられた赤い幕。仕事でこの横断幕の前を…

つぼみ

愛らしい形だと思う。指をあわせて天に差し出しているような形。こぶしのつぼみだと思う。やがて解けるように花が開き純白の花びらが空に映える。雪が終わり辛夷が咲きマンサク、レンギョウ、雪柳、木蓮と季節の木々は花を開く。どこからか木犀の香りがする…

頑張ろう

この言葉は、誰かに向けた言葉では最早ない。自分自身に向かって自分が励ます言葉だ。私たちはもうこれ以上頑張れないくらい頑張ってきた。だから他者に向かって頑張れなんてとてもいえない。あなたは頑張ってきたし、今も頑張っているよ。そう伝えたいだけ。…

この頃聞く言葉

もう 頑張れ も、忘れない も、絆 もくたびれた。こんな声をこの頃沢山聞く。傲慢なのではない。もがいてももがいても崩れてゆくこの足元の泥沼のような毎日に疲労困憊しているのだ。 支援も復興もどこかよそ事のように感じる。もしかしたらどこかで誰かが必…

東北は酒蔵

飲むのが好き。ほかに楽しみがなかったからかもしれない。人恋しいからかもしれない。そして季節労働に出なければ食べられない貧しさがあって、辛抱強い人たちは秋までは田畑を耕し、秋の収穫が過ぎたら、今度は杜氏となって酒蔵で働いた。一年を通して働く…

雪がちらつく

それなのに、空気はもう春。木の芽はほんのりと赤く色付き、遠目にはぼんやりと明るく見える。日陰の雪の中からスノードロップが花を開いたり、日向ではクロッカスが花をつけたりしている。雪を押しのけて福寿草がつぼみを持ち上げたとメールが来た。 あの日…

ワインのコルクを

まるでトピアリーみたいに作ったワインバーの扉。この扉を開けたら、どんな世界が広がるのかとちょっとわくわくさせる。一年前に私たちはこんな気持ちは微塵も起きてこなかった。今を生きるのに精一杯で食べること、暮らすことさえどうしたらいいのかと不安…

負けてばかりいる

仙台のプロ野球楽天。熱烈に応援する人もいるし、もう負け試合に付き合うのはうんざりと言う人たちもいる。 負けても負けても、もともとは野球人生が終わった人たちを拾い集めての球団スタートだったから。最初から何をやっても仕方がないかと思うところから…

あの日

生きています 私たちは この街で あの日と同じように 生きています なくなったのは 大好きだった友の命 落ち着いた暮らし 不安のない日々 安定した生活 私たちの健康な心と身体 でも生きている あの日暮らしていた場所で 暮らしていた家族と一緒に なんと 申…

一年間が過ぎていく

連絡の取れなかった福島県に住んでいる叔父と電話で話が出来た。98歳の叔父は私が生きていることを喜んでくれた。震災の後生活は変わったようだった。それでも自分の家に住み自分の妻と暮らせていることを「ああ良かった」と思った。体調は良くないらしかっ…

日記を書いていて

ふと気がついた。二年前の記録に、小さく合格と書き添えてあった。 まるで急がしい一日の終わりにくっつけたみたいな小さな文字。イヤイヤあのときの緊張と嬉しさは最高だったのに。何でこんなにささやかに書いてあるんだろう。この日の為に家族で頑張ってき…

午後 次の仕事まで少し時間があった

やらなければならないことを書き出していてせっかくのあいた時間を何か違うことに使いたいなと思った。ゆっくりとコーヒーを飲んでチョコレートを少し食べた。自分が気持ちが優しくなることをしたいと思った。二冊目の十年日記があと少しで終わろうとしてい…

ヤッパリ怖いよ

あの日が近づいてくる。判っていても「あの日の映像」がテレビで放送されることが多くなって、再び思い出してしまう。あの日に起こったこと、あの日からのこと、そして今のこと。生活支援金を貰っても多くは失ったものを補填することで消えていってしまう。失…

年度末

毎年のことだけれど年度末には担当替えがある。何とか年月をかけてやっと御互いに歩み寄って作り上げた信頼関係も叉ゼロからやり直し。仕方のないことだけれど無残な気持ちもする。もしこれが学校のように御互いに最初から年限を切った関係だったら叉違った…

ベランダに来るヒヨちゃんが

毎日定期的に通ってくることに決めたらしい。窓のこっち側に人影があっても逃げなくなった。万が一下の階に落し物をしたら気の毒だからりんごの置き方に気を使う。集合住宅で鳥にえさをあげてはいけないのは知っているけれど、つい。ごめんなさい。あの大震…

いろいろな人に出会って

いろんな話を聴くのが仕事だけれど、守秘義務にがっちりと縛られているから、外に向かっておしゃべはできない。 誰にも話さないけれど、心の中で思いは熟成してゆく。そして相手に向かって少しだけ柔らかな表情を向けることが出来るようになり、言葉に寄り添…