毎年大雪のはずが

おなかは空いていないみたい

春の彼岸のころいつも雪が降るはずが、今年は穏やかな静かな彼岸となった。私はコタツに入ってぼんやりとしている。温泉に行こうとか、尾形光琳の紅白梅図を観にいこうとか温泉もいいじゃないかとか色々言ってくれるのだがもう身体がヤスミタイイイイと言っているから休むことにした。疲れましたよと言ってみても皆が疲れているのだから、同情はしてもらえない。当たり前だから、何も言うことはない。みな自分の限界間際で踏みとどまっている。
 今年はいつまでも冬の気配が居座っていて、あるとき突然のように春がやってくる。そんな気持ちを察してkちゃんが房総半島の春を送ってくれる。久しぶりに花を堪能した。花は心の塊を溶かし去ってくれる。