2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧
震災後に発症して薬を飲み続けている。症状は寛解。生涯薬は手放せないだろうけれど、かなりの無理が効くようになった。娘時代は超低血圧で悩まされ、それがとんでもない高血圧の数字で仰天した。薬をのむようになったら、ひどい頭痛はなくなった。頭痛薬の…
その人に面接する前に、心を整えておきたい。人は多かれ少なかれ痛みを抱え、想い通りには生きることができない。それを飲み込みながら自分はどう生きたいのかを、精一杯求めて自分を奮い立たせていく。それができずに病気の中に沈み込んでいく生き方は悲し…
夕方からのカウンセリングの前に髪を染めてみた。このところの立て込みで自分の体を思い返すこともなく、どんな格好をしているのかも気にもしなかった。髪振り乱してではないが、髪ひっつめてブラックスーツで駆け回っていた。会議があり講座があり授業があ…
いつも見える風景がある。妹と二人どうやって時間を潰そうかと悪戦苦闘した。町内会の子どもたちとはあまり遊ばなかったから。育ったところは何社かの大きな社宅用住宅地で、各社宅が区画ごとに集まって目に見えない境界線があるような住宅地だったから、そ…
日本中が水浸し。また亡くなった方がいる。生活を奪われた方たちがいる。たかが雨なのに、なんてすごい力なのだろうか。自然が相手だから誰を恨むことも誰に怒ることもできない。ただ悲しむことしかできない。
もうどうにもならないと思うくらいぐったり感が残っている。年に一度命の授業をしてもう13年が過ぎた。毎年決して同じ事は言うまいと新しい資料を揃え、かつ基本をしっかりと伝えてきたつもり。高校3年生の夏に、命の大切さといかに自分の日常にその思い…
生まれるとすぐに飛んできて祝福をしてくださった。洗礼式に連れてゆくと「ちょっと貸してね」といって、連れて行ってしまった。あとで戻ってきて「修道院の祭壇に奉献してきました」とおっしゃる。我が家の子供達は洗礼と同時に神様に捧げられて祝福された…
左足が何となく重たくて怪しい雰囲気だったから、これはこむら返りがくるだるなと思っていたら、やっぱりキタ。一瞬足を縮めてしまったからとんでもないことになった。痛くても伸ばさなければならない、深呼吸をして思いっきり伸ばした。そろそろとしか伸び…
命の授業を控えて、生きること、死ぬことについて考えている。其の中で脳死について語ることは避けて通ることができない。この死の形はなんとも座りが悪く違和感がある。調べれば調べるほどつらくなる。混乱する。それは遺族の立場で考えるからだろうと思う。…
寒い。そして篠突く雨。もう長靴でなければ歩くことがかなわない。雨が跳ね返ってくるので、足元がぐずぐずになる。土がむき出しになっているところは少ないが、すべての土がなくなったわけではない。いつの間にかズボンの裾がドロ染みになっていてこれが落…
誰もがぎょっとする。そして何とか止めようとする。当たり前の反応だけれど、ここで2つの選択肢がある。一つは、其の人が本当に死にたいのか、死の瀬戸際にあるのかを見極めなければならない。なんとなく言ってしまって、聴いたほうが真剣に止めようとして…
私もまた自然の中の一部にしか過ぎない。という実感だった。何を語ろうが、何に傷つこうがたかだか一人の短い生涯の中の一こまにすぎないのだなあと思った。今ここでこんなふうに同じ時間を共有している人たちだって、ほんのひと時すぎればお互いにそれぞれ…
毛里武氏の美しい祈りの言葉をここに載せた。広島の16歳の人達の引き起こしたあまりにも悲惨な事件に苦しくなった。たった16年の人生の中で命を代償に払わなければならない償いってあるのだろうか。命を代償にしなければならない罪ってあるのだろうか。…
寒い。リネンのカーディガンを一枚購入。なんと贅沢な。母の時代には女物の麻のニットなんて買いたくても高すぎて手が出なかった。それがなんと私でも買える値段になっている。デノミバンザイかな?確かに手頃な値段でいろいろなものが手に入ることは嬉しい…
Tシャツ一枚では寒いのです。この間まで30度超えていたのにいきなりこの寒さですか?全くこのところの異常気象には体がついて行かない。じんわりと機能よりも今日という感じで季節を体験していた私たちは、いつの間にこんなジェットコースターのような天候…
激しい雨だった。悲しいと思うこともたくさんあった。雨一つで生活が一変してしまうことがごく当たり前の私たちの暮らし。なんと儚いものだろうか。それでも、倒された人々は頭を持ち上げ、打ち砕かれた生活は例えどんなに泥にまみれても、またそこから歩き…
私は風に向かって立たない 背を向けて 押されても押されても腰をかがめない 胸を張って、顎を上げて、息をつまらせること無く しっかりと呼吸する。 どんなに背中を押されても、自分の歩調を変えない。 そんな祈りを生きたい。
深い森の木々の上にも、 降り積もった木の葉の上にも、 幼い生き物たちの上にも 雨は降り 静かに大地に染みて 何時か小さな流れは大きな流れとなって 森を潤し麓を潤し 生きるものすべてをはぐくむ。そして 私もまたその営みの中の 小さな一つの存在だと気づ…
ぷーさんのように、頭はおやすみして、体で感じ取ることを重点目標にする。 風を体で感じる、 空気を感じて、 光を感じて、 水を感じて、 音を感じて、 ただただもう体中が一つのメロデイになれば良い。 太古の森は入ることができないから、 二次林を歩くこ…
私はどうもナスを育てるのは下手。茄子は花が付けば無駄なく実がなるというけれど、事私に関してはそれは当てはまらない。皮が厚くて硬いとか種が多いとかそれは肥料との関係や水のやり方に問題があるのだと長年学んだ。「ベランダで毎日おいしくたべられる…
お正月にゆりの根を使って、その小さな鱗片を埋めておいたら、こんなに細い少年のような花が咲いた。細くて風にだって耐えられそうもないのに、花は完成された美しさを持っている。自然の造形は完璧だなあと思う。ベランダのささやかな土の中にこうやって小…
TVで各政党の党首が自分の意見を述べているのを聞きながら、今日、出会った人々のことを思っている。生活保護も受けることができず、年金だけで生活している人の死ぬまでの時間を、貧しさに耐えて行く人生に対する恐怖を、この人達は想像だにできないだろ…
午後から土砂降りになるという。金曜日までにカウンセリングの逐語分析を提出しなければならないので朝早く起きて悪戦苦闘。負けない。諦めない。投げ出さない。そう思いながら頑張っている。今頑張らなくていつ頑張るのさ。私の老いは敵ではなく、同行者だ…
この暑さ並の暑さではない。全く身構える気力もない。被災地からの訴えを聞く仕事をしている。まずそのほとんどの枕詞が「暑くて、何も考えられない」仮設住宅は暑いだろうなと思う。それだけではない。家が残ってなんの保証も支援も受けられなかった多くの…
ままが怪我をしたと連絡があった。飛んでいきたいけれど、びっしりと日々の日程が組まれている中で、自分のスケジュールを組み替えることができない。騒いだって仕方ない。今は何が起きて、どう手が打てるのかがわからない。 騒がない。騒ぎたいけど騒げない…
被災地にあってどう生きてきたのか。どう生活の立て直しをしながら、被災者支援をしていくのか。みずからが被災者でありながら、共に被災者として何ができるのか。それを実践していくことを確認する日になりそう。今年は親分が県全体の責任者を引き受けてし…