あちこちで若い人たちが車で事故を起こして亡くなっていく。悲しいなあ。もっとやりたいことや、生きたい人生があっただろうにと思う。私たちが生きていくことは決して自分の歩みだけではない。自分の力だけではない。そのことがわかるようになるためにはい…

それはもうすごかった。午後から降り出して、やまなくて、ああ積もるなあと思っていたら、本当に積もりだした。積もることよりも見通しが悪くて、周りの風景がもんよりとぼやけて見える。普段視野に入らない電線に着雪してまるで大きな網の中に入っているよ…

光が満杯にあふれている。風が冷たいけれど、もうすぐ季節が変わる。春がすぐそこまでやってきているから、この冬の寒さに耐えてゆける。日本海側にはこのあふれる光のシャワーがない。重く垂れこめた灰色の雲が光を遮ってくる日も来る日も雪が舞う。太平洋…

寒い。風が冷たい。久しぶりに昔からの友人に会った。お互いに人生の冬を生きてきた感がある。それぞれがそれぞれの精いっぱいの知恵と忍耐をかき集めて、今日まで歩いてきたような感じがする。その人と話していて、私たちはいつしか、あの日３・１１にどこ…

胸がちぎれるような思いで聞いている。なんと悲しいことだろうか。人の行為に取り返しのつかないことはただ一つを除いてはないと思っている。そのただ一つのことが命に関すること。命に関しては取り返すことができない。その命が取引に使われている。国家を…

と天気予報が知らせてくれるけれど、今はまるで春のようにうららかな天候だ。お日様がキラキラと暖かな日差しを暮れる。風が吹くと寒いから嗚呼まだ冬なんだと思うけれど。ニュースで北米の猛吹雪を見た。この天候の異変はまた誰か凍えて死ぬんだろうなと思…

勘違いで買い込んでしまったキャベツ五つ。おいしくいただこうではないの。今日はひき肉を買ってきてキャベツとチーズとトマトをたっぷり使って重ね煮を作った。やさしい味で体がほっこりしてうれしかった。明日は絹ごしの厚揚げを買ってきたので、キャベツ…

古い手紙の束の中から、亡くなった子の最初の髪の毛を切ったもの一房と、一歳九か月の時の髪の毛を切ったものが出てきた。亡くなったBABAの次女にあてた葉書も出てきた。もう今夜は仕事が手につかないな。 ある修道院の暮らしを記録したDVDを流して何とか乗…

本来は教会に行く日なのだけれど、風邪の気配が抜けないのでおとなしく休む。今倒れたらどうにもならない。それぞれの健康管理はそれぞれの責任でしょうと思うし。緩やかに体力の回復を図るのは自己責任だと思う。 キャベツを５個買いこんでしまい、なんとか…

あの大震災から、夜は低くラジオをかけなければ眠れなくなった。何かが起こってまず事情を確認するのはラジオの速報だったから。一番恐ろしかったのは津波警報だ。そのために今もラジオをかけながら寝ている。神戸を体験した義姉もまた同じだった。彼女と同…

出かけて行って研修を担当した。ここ数か月間は月１回高速バスで通うことになる。暮したことのある場所なら土地勘もあるけれど、通っていくうちにきっといつか自分の街になってゆくのだろうな。おいしいものを探したり、気持ちに寄り添う服を見つけたり、土…

今日は昼間で書類整理、午後ケース。日常を回しながら臨時の作業を組み込んでいくのはなかなか骨が折れることだ。みなやっていることなのだからと自分を納得させて、飲み込む。人生を受け入れてゆくためには、事象を変えられないのならばその事象をいかにし…

まだ内側の工事が続いてている。一部屋はなんとかできたけれど、もう一部屋はびっしり詰まったものを動かせず、今回は見送り。退去の時に次の方のためにやってもらうことに。一週間後にまた別の工事が入る。そのためにまた家具を動かさなければならない。仕…

ノブがとても小さくて、回しにくい取っ手だった。親指の関節を壊している私はひどいときは取っ手を回せなくて扉を開けることができないこともあった。それをハンドル式に治す工事をした。障碍者仕様に変えてもらったわけで、今度からはドアを開けることがつ…

会計報告書類の資料の洗い出しをする。土壇場になってから当てるのが悪い癖だと思うが、いろいろと提出しなければならないものがあって、ついつい後回しにしてしまうから、いつも待ったなしの気分で仕事をしている。 もっと先取りをしてゆったりと構えたいも…

日常的に時分がスーパーバイザーをしているが今日はまず自分のスーパーヴィジョンを受けた。気が付かないうちに自分の癖が固定化していたり、人にしてl記されなければ見えてこない自分の姿がある。しかし自分がSVを受けると気持ちがしゃんとする。面白かった…

キャベツの千切りをしていてスパッと左手の人差指の甲のほうを切ってしまった。ほんのわずか切っ先に引っかかったと思ったのだけれど思いのほか深く切ったらしく、まだ傷がふさがらない。いまどきは完全密封できる絆創膏があって痛みも和らぎ、雑菌感染もせ…

お昼近くになったら、すっかり雲が切れて明るい陽射しが差してきた。洗濯も乾くし、何よりも気持ちがふわっと軽くなる。太陽が隠れると身震いするくらい寒い。光があればこの季節外にいたほうが気持ちが良い。 老いた人に「自分の居場所と思える場所が少なく…

せっせとかたずけにいそしんだ結果、夕ご飯を作る時間が無くなってしまった。昨日ポワロの「杉の棺」を見ていてまずそうなサンドイッチが気になって、今日はおいしいサンドイッチを食べたくなって、ロシアンサラダを作った。こんがり焼いたトーストにハムと…

おひさまは出ているけれど昨日の雪も残っている。ああ、冬の朝という感じがする。昨日今日と強風警報が出ている。こんな日に火事が起こったら大変だと思った。昔は大火があった。空に煙が巻き起こり、風に巻かれた燃えカスが飛んでくる怖さ。そしてあのサイ…

何と紙ごみの多いこと。捨てかねていた書類がうんざりするほどたくさん封筒に分類されてさらにバックにまとめられて積み重なっている。さて保存期限を過ぎたものを捨てようにもこれ全部シュレッダーしていたら、大変なことになるなあ・・・・・ 個人情報とい…

聞きなれたドリルの音が朝からガンガン聞こえる。あの唸りながら執拗に続く音は嫌だ。震災後の復旧工事を思い出すから。鬱陶しいなあと思う。この音の聞こえないところに暮らしたいなと思う。我が家の工事予定日は２２日。それまでに該当する部屋の壁面を開…

TVでも、新聞でもラジオでも、目に付く場所聞こえるものから、阪神から二十年の言葉が飛び込んでくる。その映像も、体験談も私自身の記憶に響く。とてもつらい。理屈ではなく、感情の部分が揺さぶられ恐怖が戻ってくる。すべてをシャットアウトして観ないよ…

きのうから路上教習を受けている。生まれたときから車のある生活をして、毎日車に乗って幼稚園に通い、乗らない日のほうが少なかったにもかかわらず、身の縮む怖さがあるという。そうだよ車は簡単に凶器になるからね。何時間かかってもよいからしっかり訓練…

ほんのりと春の雰囲気になってきている。まだまだ雪は降るし、凍てつく日がこれからもやってくるのに、木々の姿が何となしに穏やかにはんなりと見える。たたずまいが冬から春へと変化してゆくようだ。 希望はあるのか。と問う人に出会った。この国に生きてゆ…

テロの事件を見ていて、たまらない気持ちになった。今再びハマーショルドの「道しるべ」を読んでいる。言葉の一つ一つが今でも少しも色あせず、立ち上がって迫ってくることに驚く。短い文章をひとつづつ腑に落としてゆく作業をしている。何が正しくて、何が…