では、祈りを生きるとはどういうことなのだろうか。祈り続ける、絶えず目覚めていることは人間に可能なことなのだろうか。かつてゲッセマネでイエズスがこれから起こるであろう十字架への道を思って血の汗を流して祈っていたとき、弟子たちは眠っていた。 私…

時間を２４時間で掴み取っている。受験日が迫っているからだ。私大はA判定なので、何とかお金の心配だけで済みそうだ。問題は国立。進路を変更したために新たにやらねばならならなくなった部分を如何に強化してゆくのか。訓練で身につけていかねばならない基…

瓶入りのヨーグルト。「会津の雪」。お値段は一瓶で５００ｃｃの普通のヨーグルトより高い。でもケーキよりは安い。満足度はちょいとしたケーキより高い。チーズのようなねっとりとしたヨーグルト。雑味がない。そして私にとっては、何よりもこの野暮ったい…

絵葉書や、便箋、切手など通信手段を抱え込んでいる。誰かが受け取って気持ちを通わせることを予測して買い集めたものなのにひっそりと箱の中で老いてゆく者達。かすかに経年の痛みが現れ、もろくなってゆく手触り。手に入れたときは、確かに相手がいたのに…

花を買ってこようと思う。何となく花が欲しくなった。啄木も花を買った。私は、周りがみな偉く見えているわけではないが、ふと、亡くなった息子の笑顔に会いたくなった。 時々何の脈絡も無く無性に悲しみが押し寄せてくる。じっとうずくまってやり過ごす。そ…

今日のお天気は激しい。季節が変わってゆく前触れなのだろうな。緩やかに、何があっても時間は止まらず、季節は巡っている。私たちはそのひと時を生きていく。始まりもわからず、終りもまた自分で知ることはない。命が自分自身の始まりも終りも自覚できない…

今月最後のＳＶの担当日。行ってみるまで誰の担当になっているのかが分からない。これはよいことだと思う。しかし、一抹の不安もまたある。お互いに相性があって,ＳＶに入る前にまずその障害を乗り越えなければならないときもある。ぐったりするけれど、お互…

なぜか日の進み方が遅い。いらいらするほど遅い。受験に苛ついているのかもしれない。これって受験生心理では？私は親だし・・・ここは冷静にならねば。と思い至り。たまり込んだ新聞の山を崩し始めた。結構面白い記事があっていまさらのようにこれをごみに…

というわけで買出しはもっぱら彼の仕事になった。今日はゆりの根を買ってきた。球根一個。これを如何に料理するのか。ネットで検索しておいしそうな調理法を見つけた。鱗片の何枚かは植木鉢に植えてみよう。時期が来たらきっとゆりの花が咲くよ。どんな花に…

きちんと献立を立てて、一週間のそれぞれの必要摂取量を計算して買い物に行き、実際の記録もとって暮らして来た時期が長かった。今、親分が何とか努力して、自分なりの買い物計画を立てて食事を作ろうと頑張っている。楽しんでやれば料理は科学的な要素が多…

春めいて柔らかな日差しがさしてくる。以前の社宅はベランダが広かった反面、日差しの入り方が浅くて日中もレースのカーテンをかけて明かりをつけていた。今は外からの視線を気にしなくて良くなったのでレースのカーテンはもっぱら日差しの調節に使うだけ。…

急に仕事を休むことになった人の面接。診断書の書き方も、説明も温かみのあるものだったのでほっとした。本人もすっかり安心したのか明るくてさわやかだった。今回のことで昇格の話は立ち消えになってしまったけれど、ほんの少し休む間にきっと本人の中で何…

心に病気を抱えている方と接していて、心の調子が一番先に形として現れてくるのが文字だと思う。短い日記を書いてもらっているが、心の状態がよくないと文章よりもまず文字が乱れてくる。大きさのバランスが崩れ、形が崩れ、本人でさえ何が書いてあるのか読…

高校に入学したときから、ひたすら全力で受験に向かって走り続けてきて、センター試験が終わった。さて本番だというときになって少々体調を崩した。親としてははらはらするが、カウンセラーとしてはここでいったん仕切り直しをしたほうがよいと思う。 いくら…

また犠牲者が出た。死に至るしつけとは何か。命をもって代価を払わなければならないほどのことがそこに存在したのか。怒りを感じる。絶対強者が絶対弱者に対して暴力をふるうこと自体許されることではない。たくさんの大人がその事実を知って見殺しにした。…

緊張の糸がぷつんと切れたようで、今日はとうとう休み。午前中は眠って、お昼から置きだした。個別試験の願書受付開始なので、ゆっくり願書を書く。なんども迷いながらやっとここまでたどり着いて、またこれで本当によいのかと迷う。熱烈に思い込んでここま…

留守の間に受験に必要なものを買いに行ってくれた。かつて自分が歩いた道を今、妹が歩こうとしている。それはきっと言葉を超えてさまざまなことを思い出させるのだろう。彼女と二人三脚で走ったあの日々を私もまた思い出す。寄り添うことができたのは、遠い…

ホテル・モントレーでコースをいただいた。文字通り反省会になってしまい、少々の後味の悪さを抱えてしまった。それぞれの思いがうまくかみ合わないことに諦めを感じた。引き際を考えた。いずれこの地を去るのならば引き際を考えて今後なすべきことをなして…

今回はNPOの企画を仙台市がバックアップしてくれた。私は何度か研修でご一緒しているので今日は舞台照明をした。講演内容は一般向けにしては少し難しかったのではないかという意見も出たが、それなりに自分の分野を持っている人にとってはわかりやすいものだ…

大き目の短冊に切ってことこととコンソメスープで煮込むととんでもなくおいしい。教えてくれたのはスイス人の神父さん。お母さんお味だそうな。こしょうを利かせるとビールにあう。今日はにんじんと大根のジュリアンサラダ。チリソーソーセージの太いやつ。…

いろいろな力を子供時代に発掘して育ててゆくことはその子が、自由な方向に伸びてゆくことを支えてくれる。追い込まれて切羽詰ってひとつが砕けても、ならば「これならどうだ」とぶつけるものを持つことは、袋小路で立ち往生することを防ぐ。自分の力を信じ…

次の受験先が決まった。これから今まで手をつけていなかったことがひとつ増え、三年間積み上げてきたものが必要ではなくなった。普通ならここで腐るが、彼女は今日も塾に行った。塾の授業料が払い戻しできないことがひとつ。大学に進学できたら授業で役に立…

午前→会議 午後→訪問２ケース 告知を受けての手術だった。本人は希望を持って耐えた。その結果は良好と伝えられた。今日あってみて限りなく疑問符が踊る。 沢山の癌患者と関わりその最後の道のりを一緒に歩いてきたから何かが食い違っている感じがしてならな…

結果が出たら、この次に同じ道を行くかもしれない人たちのために経過報告をするかもしれないけれど、まだ結果も出ていないので。 今朝も緊張が緩んだためか起きる時間が一時間遅くなっている。しかっても致し方ないのでもう一度気持ちを立て直して向かってい…

私の家は6階にある。ちょうど建物の半分の高さにある。最上階が好きなのだけれど、ここは大地震が予測されている土地だから、エレベーターが止まって階段利用で暮らさなければならないとき、６階なら何とかなるかもしれないけれどと思った。普段から登ったり…