2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

子供のころは

一年の終わりがとても怖かった。大人たちが今年のことはすべてきちんと始末して新しい年を迎えなければいけないというので、大掃除も窓ふきも、洗濯もすべて終わり、お風呂に入って新しい服を用意して明日の朝に何一つ今年のものを持越してはいけないと教え…

何をしたいのかと聞かれたら

旅をしたいと答える。気持ちの落ち着く旅をしたい。何も買い物なんかしなくてもいいから、そこで生きている人の傍らで、黙って同じ風に吹かれてみたい。目をつむって空の香りをかいでみたい。遠く流れて行く音を聞いてみたい。 この世とあの世の境目はあいま…

報告書

今年最後の報告書を作成して、まあよく働いたねと自分を慰めて締めくくった。今年は忙しい年だった。研修会も多かったし、講演会も何度かあった。自分のできることは皆一生懸命にやったと思う。 体もなんとか持ったし、美術館にもいくことができた。たくさん…

なんだか予定を忘れているような気がして

すごく気になる。もしかして手帳に書き忘れて誰かをどこかで待たせているような気がしてそわそわしてしまう。 大丈夫もう私は年末休暇なのだからと、思い直す。まったく軽い強迫神経症の症状を見た思い。仕事もケースも忘れなさいよ。けろりと忘れてこのわず…

今年

今年の中でうれしかったことは、姫とホテルをとっての美術館巡りを何度かしたこと。姪の結婚式があって親分ともゆっくり美術館を巡ることができた。それはそれでくたびれたが楽しいこともあった。かつて若かった自分たちが暮らしていた街の中に立ってみると…

遅ればせのサンタ仕事

なかなか自分の時間が持てなくて、遅ればせのサンタ仕事をしている。自分のことなら何とかわかるけれどすでに遠くに暮らしている息子の気持ちや欲しいものがぴんと来ない 私はどうしてこう勘が鈍ってしまったのかなと思う。結婚して全く成育歴の異なる人と作…

ギュダ君のサンタさん

きのう仕事でスターバックスを利用してた。何気なくかわいいテディベアがあったので購入した。羊の帽子をかぶったチャイナ服のクマちゃん。かわいいものが大好きだったギュダ君にサンタが持ってきた。毎年亡くなった子にサンタをするのはおかしいことかもし…

朝外が真っ白になっていて

今日は十時から会議があるから車で隣の区まで出かけなければならないのに。とほほ・・・ 夕方今年最後のドリームワークの研修がある。夢研究の分野とするのはフロイトの流れと思われるけれど、分析ではなく、絵の語る物語の中にある自分自身の心の風景がもた…

それぞれが精一杯の歩みをした

家族の一人一人が一生懸命に生きたと思う。ささやかな歩みであっても、誰に評価されるわけでなくとも、神様がその賢明な足取りを見ておられた。あの方が見てくださったから歩いてこられた。満車の駐車場で、毎回目の前から車がすうっと出て行って、私はいつ…

くりすます

昨日は隣町から蛙ちゃん夫妻もやってきてささやかな家族の再会を楽しみながら、クリスマスのミサにあずかりました。ケーキもチキンもプレゼントも間に合わないクリスマスだったけれど、心が一つに重なったような豊かな気持ちになりました。それが私にとって…

もう一度

今年ももうすぐ終わろうとしている。この一年何が心残りだったろうか。もう一度そこに戻れるならば何を取り戻したいだろうか。やり直したいことななんだろう。あの時の一言、あの時のまなざし。もう過ぎて行ってしまったのだからどうにもならないが、手繰り…

今夜は夜空を眺めたい

幼いころの思い出を話す相手ももういなくなってしまった。兄弟姉妹というものはある時間を共有する関係だ。たとえそれぞれの人生が異なっていてもあの時の、あの記憶が皆無なわけではない。一つのシーンを話しながら、それぞれがそれぞれの記憶の扉を開けた…

退院できない

数年単位で入院生活をしている人がいる。もはやこれ以上の治療はないので退院できるはずだが、かえって行く先がない。身元を引き受けてくれる家族がいない。アパートを借りて一人暮らしがしたいのだけれど保証人がいない。保証会社もいろいろあって怖くて使…

さあ、サンタさん

仕事がまだあるから雪降らないでください。ものすごい急こう配の訪問先があるのです。せめてそのおうちの仕事がが終わってから雪降ってください。サンタさんもまだまだ足踏み。荷物がちっともできていないからあたふたしているけれど、何とか間に合わせられ…

81歳になられた

別に熱烈な皇室ファンではない。ただこの方の人生を見るとき一本明確な筋道が見える。夫婦として文字通り支えあって歩んでこられた姿は、はたから見ていて大変な努力をなさったのだろうと思う。 下々の私たちにはわからないお立場上の悩みもおありだったのだ…

駆け込みサンタの日

普段時間がないので、もっぱら頭の中でいろいろ組み立てている。それを実行するのは明日。一人一人のサンタをするのはアンテナを高く上げていなければ無理だね。日ごろから相手の気持ちを感じ取っていなければこの人は何がほしいのかがわからない。気持ちが…

風が冷たいのです

機能は石巻に行って帰りに土砂降りだったので、今日はあまり体の調子が良くない。日曜日だけれど家にいた。神様もわかってくださると思う。訪問先に病気を置いてくることはできないのだもの。 午後、姫の絵画展を見てきた。個性的であることは、人の画風をま…

今日は石巻でお仕事

町はいつもと同じ・人々が行きかって、おいしいものを食べさせてくれるお店が少しできて、お気に入りの味があって其れでもどこか緊張を感じる。きっとここで暮らしていれば、もうそんな空気もなんてことなくて、それでもあることがきっかけで一瞬あの日の記…

心の原風景の話

人は誰も心の中に原風景を持っている。都市工学の授業の時教授がその話をしてた。なぜ遊牧民が移動するたびに混乱しないのか。なぜロマが移動しながら心の病にかからないのか。なぜユダヤ人が民族として移動生活を受け入れられたのか。彼らはまず移動すると…

ぎっくり行きそうな腰

魔女は好きだがこの一撃だけは避けたい。そこで昨日整体に行った。何とかほぐしてもらって自由に歩くことはできるようになった。延長にするよりも私は二回に分けてやってもらうほうが効率的かつ経済的。というわけで仕事前に行ってこようと思う。午後からケ…

午後2ケース終了

何とか無事に一日の仕事が終わった。こんな毎日だから、心からほっとする。何が起きてもこんな日はおかしくないのに。 姫は今日絵を搬入した。明日から一週間絵画展が始まる。彼女の絵が、何かを伝えていければいいなあと思う。静かな豊かな表現が心にしみて…

降ったね雪

一年ぶりに車の雪払いをした。今日の雪はまだたいしたことはないが、融雪剤をまくから道路が水浸しで、すれ違いざまに大型トラックがこちらの車線にバシャンと水をかけていった。一瞬目の前が見えなくなり息をのんだ。怖かった。足元を気遣い、歩行者や路肩…

今日は自死遺族支援の日

この悪天候であっても私たちは休まない。たとえ誰も来なくても場所だけは開けておく。待っている人、待っている場所があるだけで慰められる人がいる。そう思うと施設が借りられる限り同じ施設で、借りられなければ近隣の施設を借りて活動を休まない。 街は年…

姫の絵画展のタイムリミットあと二日

明日が搬入の日なので正確には一日半。なのに今日は授業があるし、夜はバイトがある。今までの絵画展では、アトリエに泊まり込んで追い込みをかけていたが、その後の体調がなかなか回復できない。今回は冬季でもあるので何とか布団で眠ることを課題とした。…

クリスマス

待降節はゆるゆるとこの一年の始末をする一か月のはずなのだけれど、気持ちの整理も、暮らしの整理もまだ何も完了してはいない。今年は震災後の室内修復工事はいったんお休みになったが、共用部分はまだぼちぼちやっているし、家の中はさっぱり整理されない…