2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

事務処理の日

久々に午前中の時間が空いた。日記を書いたり手紙を書いたり、普段気になっても時間がなくて出来なかったことをやる。そろそろ毎年の梅仕事の時期。昨日青梅を買ってきた。白加賀の大玉。この実は震災のときは花だったのだろうか。青く硬い実は傷ひとつない…

老人施設

多くの老人施設が流されて、その施設の入所者は散り散りにあちこちに別れていった。病院に入院した人もいるし、別の介護施設に移った人もいる。その中でもよい施設にいけた人は幸いだけれど、そうでない人はまた新たな地獄に暮らすことになる。何とかそこか…

判ったこと

自分自身の分析をしていて、いかにこの震災の体験によって自分の心が規制を受けているかということ、自由度が奪われていることに改めて驚く。この自己規制は何から来るのか。相手のあまりの傷の大きさに自分の気持ちも言葉も押し籠めているのだなと思う。押…

研修に入るとき読む本

この頃自分のためのサンクチュアリーがだんだん後退してきている気がする。もっと自分を守らなければと思い、気持ちを切り替える本を必ず一文字でも一ページでもながめることにしている。今日は道の写真集を持つ。扉の写真もよい。ここからいつでもさまよい…

ボランテア・リーダー研修

このところ研修が続く。この時期どうしてもスキルアップをしなければ後半がきつくなることと、もう一度原点を抑えなければそろそろマイワールドで突っ走る人も出てくると言うことらしいが、この震災以来の疲れがみなに表れてくる時期。メンタルなワークはき…

外は激しい雨だった

ほんのひと時雨が上がってムワーっと蒸してきた。ばらばらとグラウンドには高校生が沸いて出た。野球部、ラグビー部、サッカー部と33度という気温とこの蒸し暑さをものともしない。すごいと思う。若いって、こんなにも力強いものなんだと思う。そしてまた…

インド木綿の服

汗ばむ季節になると天然素材でなければ耐え難いので、仕事の帰りに天然素材のチュニックをまとめ買いする。薄手のインド綿がすきなのだが、いちいち手洗いして皺に気をつけて干すのと色移りが怖いので手間隙はかかる。毎日洗濯をするから、ひと夏で入れ替え…

またかよ

グラグラッと来た。飛び起きた。まずトイレに駆け込む。大きなゆれだとタンクの水がバシャバシャ揺れて床が水浸しになるのでその前に用をたしてしまいたかった。考えればおかしな話だけれど。最優先課題だった。 あたふたしてリビングで鳥かごとテレビを押さ…

今日区役所に行って

罹災証明書を貰ってきた。住居の被害状況を認めてもらって何となくこれで私たちも被災者なのだと居場所が出来た感じがした。どんなに暮らしにくくても、もっと酷い人がいると思えば何もいえなかった。それが、「私もです」とつぶやく位は許される。 今日は丸…

ソウル・フラワーユニオン

たまたまチケットが回ってきて(大将は仕事が忙しくて、姫は体調を崩して)蛙ちゃん夫妻と親分と私でライブに行った。最前列で大音響の中に身をおく。「満月の夜」は阪神淡路の支援活動の中で生まれてきた曲で震災一周年の報道番組の中で紹介されている。あ…

津波の後

体調を崩して入院しなければならなくなった人を訪問した。久しく待ちに出ていないから、かつて自分が元気なころ住んでいた街の様子を聞きたがった。「どこにお住まいでしたっけ?」と尋ねたら、人生のほとんどをすごした自分のマンションのあった場所を思い出…

福島・・二号炉の建屋開放

今夜二十時から開放すると言う。日経新聞の共同通信配信のニュース。風向きから言えばもろに来る。思わず窓を閉めた。影響はないと言われても幼い子を抱えている人に警告したくなる。この心理が放射能におびえる人々の気持ちなのだと判った。いても立っても…

日中は

午前中は連絡会。午後は支部の総会。みっちりとぐったりと。夏の地区ギャザリング参加の打ち合わせがいきなり。そうか最早役員指名を受けたとたんに私の仕事になったのだった。会場を確保することから人員の手配、プログラムの企画からわわわ・・・っと組み…

一人一人に目を注ぐ

それが出来たらどんなによいだろう。それぞれが抱えている痛みや切なさを、静かに見守っていてくれる人がいたら、たいていのことは頑張っていけるような気がする。そのことが心から離れない。普通の暮らしならそんなこと必要のないことなのだ。皆それぞれの…

団の総会が終わった

地震から毎月今出来ることを一生懸命に考えながら何とかやってきた。そのことをその場にいなかった人に説明しても難しいと思う。人はそこに共にいて分かち合わなければ共感することは難しい。活動は淡々と継続していくことに意味があると思った。まあこれも…

遠く近くサイレンが鳴る

ネットで包まれているから外の様子がわからない。これって思いがけずに不安な物だと知る。火災報知器が鳴らないからこの建物ではないが、ここはよくボヤがあったりするから。ネットに火がついて一瞬めらめらと燃え上がる図を思い浮かべてしまう。何でタワー…

この年になって

自分の畑が広がっていくように感じる。おかしな話だけれど人間の限界なんて幾つになっても広がっていくのだなあ。

無事に終わった

ほっとした。その後夏の行事の打ち合わせ。教育担当の役員を引き継ぐことになった。スカウト関係の教育事業の責任を持つ。誰かがやらなければならないことだから致し方ないけれど、あまりに多い仕事量に気が遠くなる。とりあえず新潟でのギャザリングに向け…

日の出の直後

小鳥たちが囀る。鳴き交わす声がする。地震の後あまり聞くことのなかった囀りだ。もしかしたら帰ってきたのは小鳥たちではなく、私たちが朝方まで眠れるようになってきたから、寝込んでいて聞くことがなくなったのかもしれない。気がつかないけれど暮らしは…

何とか間に合ったようで

うまくした物で、この日の予定がみなキャンセルになってぽかんと丸一日あいた。22年度分の会計報告書をそろえ領収書等の資料もまとめた。ああ・・ホッとした。総会の度に苦労するのがわかっているのに土壇場まで動かないから。家計簿もこれくらいきちんと…

地震も津波も

乗り切ってきたのに、とうとう最終ステージになった。ドクターは今月一杯と言う。何時かは来るはずの別れのときがもうそこまで来ている。思えば幾度もその予感はあった。それを軽やかに乗り切ってきた。痛みをもう抑えることが出来なくなって、病院でのペイ…

やっとのことで

三月に予定していて、震災の為に出来なかったリーダー講習をした。ほっとした。これで私の団は全部門のスカウトを引き受けることが出来る。小さな団で全部門のリーダーを持つことはほとんど不可能。しみじみとトレーナーになってよかったと思った。せっかく…

三ヶ月たって

石巻では、仮埋葬した方の火葬のめどが立ったという。あの日から三ヶ月たってやっと19日に火葬ができそうだと言う。葬儀も出せるようになりそうだという。この悲惨さが外の方たちにわかってもらえるのだろうかと思う。中央の為政者に理解できるのだろうか…

ささやかな日々の記憶

愛すること なんて大上段に構えて生きてきたわけではない ただ、ひそやかに傍に居たかっただけだ 愛の結晶 なんて思っていたわけではない 子供が欲しくてたまらなくなった そして願いがかなって生まれてくれた子供たち 介護とか看病とか 嫁の、娘の義務だ、…

3月11日から三ヶ月たって

6月9日現在死亡・行方不明者計23547名。この数だけの人生があり、命の物語があった。そしてその物語と共に私達の今日がある。そのことに心を置いてこの震災を思い返してみたい。 刻々とラジオから各地の様子が伝わってくるにつれて、不安は恐怖に変わ…

まとめて会計記録を見直す

も1人の会計さんと今年度の会計を見直して計算しなおしていく。たかだかの金額だけれど、人様から預かって運営してきた一年間の決算だからぴりぴりする。三時間かかって後は清書をすればよいところまで来た。 午後はカウンセリング。夕方やっと遅い昼食を食…

相変わらずのネット暮らし

驚いたことにこの暑さなのに洗濯物が乾かない。風がないと乾かないのだと思った。哀しい洗濯物は静かに蒸れていく。イヤアアア・・・! いっそ乾燥機を探して乾かしたほうがいいのかも知れない。ふと気がついた。原稿を頼まれていたのだった。頭の中が未整理…