老人施設

神社の女坂

多くの老人施設が流されて、その施設の入所者は散り散りにあちこちに別れていった。病院に入院した人もいるし、別の介護施設に移った人もいる。その中でもよい施設にいけた人は幸いだけれど、そうでない人はまた新たな地獄に暮らすことになる。何とかそこから救い出したいのだけれど、それが出来ない。土地を持ち、あるいは経済力があり多少の強引さはなんとも思わない人たちが立ち上げた福祉ビジネスの問題は底知れぬ沼のようだ。虐待ぎりぎりの状況を見ても、次の居場所がない限り救い出すことが出来ない。死が唯一の出口であるようなそんな思いをさせたくはないと深く感じた。何とかしなければ・・・・今日はそんな思いを抱えた一日だった。雨が降る。こんな日は眠りやすいのだろうか。安らかな日が来ますようにと願う。