2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧
まだ頑張っている。もう止まり木まで飛び上がることはできないのに、下においたお皿の餌を食べ、なんとか自力で生きている。見ていると亡くなった息子に重なってとても切ない。命の燃え切ってゆく有り様は、自分もまたひとつの命であることを思い出させる。…
もうダメかも。止まり木に止まれず人の手を恋しがる。包んでやるとじっとしている。小鳥もよくよく具合が悪くなると人の手が恋しくなるのだろうか。バランスが取れず揺れている。見ていると辛い・・・・
はっと気がつくともう薬の残量がない。一ヶ月の回りが早いと思うのはこんな時。血液と尿の検査も今日はした。震災直後は、全壊被災者は医療費が無料だったから、検査もためらいがなかったけれど、今は「やりましょうね」と言われると、お金あったかなと一瞬…
姫が去年タイムリミットで描ききれずに断念し、その後仕上げた絵を出展した。姫の作品が入選したと通知が来た。去年学校に泊まりこんで描いていた絵が入選になった。素直に嬉しいと思った。描いていた時の集中を見ていたからそう思う。 姫自身は自分が評価さ…
若かったから、妊娠してても普通に暮らせた。この日私はバケツを持って裏の土手の斜面でムラサキシメジやクギタケやハツタケを採っていた。面白いくらいに採れてバケツは収穫でいっぱいになった。お昼に戻って幼稚園のお迎えに行って、ん?と思った。陣痛が…
そして仕事に行く。訪問業務だから車の運転をする。お昼に近くなってくるとなんとなく疲れた感じがする。特にエレベーターの無い訪問先の階段を登るとき、腰からずしっとと重く感じる。胸の奥が痛くなる。呼吸を賄うだけの心臓や肺の活動が鈍くなっているの…
いやはやなんとも、自分がクライエント役になっていていても思わず、今ここで聞かなければ点を引かれてしまうよ、とカウンセラー役に助け舟を出してしまう。 いつでも、どこでも身についたものは無意識に出てしまう。隠せないものだとしみじみ思ってしまった…
1つずつ丁寧に片付けていく。今日は午前中に異なる区の組み合わせで訪問が4ケースあった。それぞれ事情が異なり対応も異なるので慎重に心を整える。病む人は敏感だから、こちらの気がそれているとすぐ判ってしまう。だからAさんの余韻をBさんに持ち込ま…
どこまでも行く 追いかけていくことのできない君の飛翔 今頃君の船はどこの空をかけているのだろう あの日からもうずいぶん遠くに来てしまった それなのにあの日のことは息遣いまで思い出せる 君の船がいつの日にか 私の空に戻ってくることがあろうか 私の空…
もうこんなに季節は秋だ 君の居ない秋がまた巡ってきて 君の手のぬくもりを思い出している 寂しいかと君は聞く ああ 深く深く寂しさが染みてくるよ 君の居ない秋の光が 射し込んでいる空の向こうから 君は あの向こうにいるのか もうこんなに 風は秋の風だ …
郊外のキャンプ場を予約していた。それが今日からの三日間。それで何があってもとにかく行こうと決めた。親分と二人でもいいかと思った。 この家にいる限り、携帯が通じる限り、私達はそれぞれの仕事から逃れることができないから。気持ちがすさんできている…
ニュースを見ながら、他のトレイナーと話し合った。このまま行くと電車で仙台、まで来る人は帰りの電車が確実に運行するとは保証できないと思う。帰宅困難を予想してまで開催するほどのことではないから中止を決定した。ホッとした。神様ありがとう。道路も…
そのニュース速報で頭に「かつて経験したことのない」という言葉が使われている。かつて体験したことのないものを体験した身とすれば、この言葉が持つ不気味さを思いだす。怯える。怖くてたまらない。 それは想像を超えた恐怖を意味する。これから来るであろ…
緊張する。祭儀のはじめに短くメッセージをする。夜中にふと言葉がやってきた。今日の聖書の箇所はルカ15.1〜32 99匹の羊を置いて一匹の迷子の羊を探すというところ。その後に続くのは10枚の銀貨のうち一枚をなくして探す話。 最初は違う言葉を用…
書類の整理と、明日の集会祭儀の司式の準備。明日は天候が荒れるようだけれど、だれもこなくても主日は主日。といっても隣接して修道院があるから誰も来ないということはないから、行かなくては。 来週は家族キャンプ。その準備もあるけれど、親分は今日の夕…
心配した硬膜下血腫も大丈夫のようだし、腕の怪我も大丈夫のようだ。今朝自力で外科に行って診察を受けて戻ってきた。顔色も表情も安定している。昨日一報を受けた家族たちはそれぞれに、もう誰のお葬式も嫌だなと咄嗟に思い浮かんだということだった。瞬間…
この日が縁起が悪いとは思わなかった。今も思わない。単に暦がそうだからこの日が不吉だとは思いたくない。まあ運の悪い日がたまにある。我が家ではその日を「悪魔が笑った日」という。最後は私達が笑う。 ★朝仕事に行った。事務から受け取った書類が不備で…
子供のように時間割を組んで今日はどこに行って誰とあって何をする。それ以外にも何をどこ宛に送付するかをいつもピリピリと考えて暮らしている。 仕事の量が多いというよりも関わっていることが多いのだと思う。もうそろそろいいのではないのか。のんびりと…
この日が最後の出会いであったことは知らない。もう二度とその人に触れることができないことを知るのは過ぎ去って遥か時間の経過の向こうで。そうやって私はたくさんの別れを重ねてきた。今年の夏はもう二度と来ないのだし、その時自分が見てきたものを、聞…
何のために今日を与えられたのかと思う。それは悲しい時間の使い方だ。誰かの必要を満たすために役立ったにしても、自分のために使った一時間を取り替える気にはならない。すべての時間を自分のためにだけ使える時が来るのだろうか。 セミの姿を見ると自分の…
スッキリという訳にはいかないが、とにかく雨が上がった。今週の労働は今日で終わる。もちろん土日にもやらなければならないことは予定表に書き込まれていて、全く私一人の時間はない。それでも今週の労働が今日で終わるのはほっとする。午後に一つケースを…
雷で目がさめた。豪雨。雨脚が私の視力でも白く見える。今日は訪問が3ケースあるから、雨の中を何とかかいくぐって駆け抜ける。天候次第で生きるちからがなくなったり、死にたくなったり色々するから、たかが雨とはいえない。心に変調を抱えているひとはこ…