どこまでも

夜明けの飛行機雲

どこまでも行く
追いかけていくことのできない君の飛翔


今頃君の船はどこの空をかけているのだろう
あの日からもうずいぶん遠くに来てしまった
それなのにあの日のことは息遣いまで思い出せる


君の船がいつの日にか
私の空に戻ってくることがあろうか
私の空を君の空に重ねることが
いつの日にか許されるのだろうか


その時が来るまで
私はこの旅を続けなければならない
明けることのない闇を手探りで歩いていく
君があまりに鮮やかに飛んでいってしまったので
私は自分の翼をなくしてしまった


もう少しだよ
もう少し待てばまた会える
君の船に会える