連休明けは仕事が沢山

もうすぐ日が昇る

 1つずつ丁寧に片付けていく。今日は午前中に異なる区の組み合わせで訪問が4ケースあった。それぞれ事情が異なり対応も異なるので慎重に心を整える。病む人は敏感だから、こちらの気がそれているとすぐ判ってしまう。だからAさんの余韻をBさんに持ち込まないように移動中にまっさらの気持ちに切り替える。時間を予約しているから遅れないように調整しながら道を選ぶ。思いがけない交通規制にぶつかったりすると胃が縮み上がる。
 何事も無く訪問時間に玄関に立ち、また玄関を出る。ほっとする。そしてまた次の訪問先へと向かう。事務所に戻って記録を書きながら自分の中で今日やり残した対応はなかったかと自問自答する。私だけが唯一の訪問者である方も少なくない。なにか健康上のサインや心理面のサインを見落としていないか、変化はなかったか。もう一度丁寧に再現してチェックする。書類を収めて帰るときぐったりと疲れるを感じる。
 それでもゲートキーパーとしての役割を担うことは私にとって大切な関わりなので、また来週の訪問を約束する。こうやって自分の時間を使うことができることは幸せなことだとも思っている。