実技検定中

満月から2日目

 いやはやなんとも、自分がクライエント役になっていていても思わず、今ここで聞かなければ点を引かれてしまうよ、とカウンセラー役に助け舟を出してしまう。
 いつでも、どこでも身についたものは無意識に出てしまう。隠せないものだとしみじみ思ってしまった。自分でわかっていたから、もしトレイナーに指摘されなければそのままバックレていられたのに。見破られて思わず「バレたか」と笑ってしまった。カウンセラー役が、あまりに一方的に指摘され続けての今回だったので、なんとか潰さずに持って行きたかった。指摘することで伸びる人と、気付きを待たなければ伸びない人がいるのになあ。この人は他の人の何倍かの時間を必要とする。しかし時間をかければ、とてもよい感性を持っているからそれを伸ばしたいな。良いカウンセラーになれると思うけれど、この場所では潰されてしまうな。これは教える側に力量が無いからだと思う。