13日の金曜日

秋雲が流れる

 この日が縁起が悪いとは思わなかった。今も思わない。単に暦がそうだからこの日が不吉だとは思いたくない。まあ運の悪い日がたまにある。我が家ではその日を「悪魔が笑った日」という。最後は私達が笑う。
★朝仕事に行った。事務から受け取った書類が不備で出先から事務所に戻った。
★その分現場訪問の時間が遅れて、先方から文句を言われた。
★事務所職員に、先方への訪問時間の遅れの連絡を頼んだのにやっていなかった。
★他の方の書類の未処理を発見した。

★大将が自転車で怪我をした。
★外科と脳外科の世話になった。

★夜、研修で実技判定をするSⅤとぶつかった。クライエント役の方を守りたかった。この件は譲れなかった。多分減点対象になって実技免除はなくなるだろう。

ひどい一日だと思ったのに書き出してみたらこれだけしかなかった。悪魔は笑ったけれど最後に笑ったのはやっぱり私達だ。もっとひどい一日だってあったのだから。

大将は大事に至らなかった。私はクライエントを守れたと思う。それだけでよいと思う。