天候が荒れていたのが嘘みたい

ハマナス

 スッキリという訳にはいかないが、とにかく雨が上がった。今週の労働は今日で終わる。もちろん土日にもやらなければならないことは予定表に書き込まれていて、全く私一人の時間はない。それでも今週の労働が今日で終わるのはほっとする。午後に一つケースを予定している。病院訪問。脳梗塞の緊急時期をやっと脱出して一般病棟に戻ったが、まだ若いのでじっとしていることができず、また自分の身に起こったことが受け入れがたく難く、回りへの暴力的行動や、すきあらば逃げ出そうという行動に現れて、混乱を巻き起こしている人。人生の半分も生きていないのにこれは何だ、という気持ちはわからないわけではないが、それを理解するだけの知的能力がなかなか・・・。知的問題がある人の後天的身体障害はなかなか受け入れてリハビリという訳にはいかない。
 そこをどう寄り添って共に受け入れられる形を模索してゆくのか。家族が居ない場合はこの作業を当人が一人で抱えなければならない。家族が居ても一緒に暮らす、一緒に生きるという形を取れない事情がある。避難するのではなく、その家族の事情としてそれを前提に、その人の人生の在り方、生活の場所を考える作業は簡単ではない。家族がいるいないは一人の人の人生設計を考える上でとても大きな問題だな。