一人一人に目を注ぐ

 それが出来たらどんなによいだろう。それぞれが抱えている痛みや切なさを、静かに見守っていてくれる人がいたら、たいていのことは頑張っていけるような気がする。そのことが心から離れない。普通の暮らしならそんなこと必要のないことなのだ。皆それぞれの力でちゃんと生きていける。今回のように大きな破壊の傍にいるときは人は自分の限界を知り、弱さを知る。そのことをきちんと踏まえていつものように生活していけることは大切なこと。そう思うから今が大切な時期だと思う。