朝から風が強くて

mugisan2015-01-18

 おひさまは出ているけれど昨日の雪も残っている。ああ、冬の朝という感じがする。昨日今日と強風警報が出ている。こんな日に火事が起こったら大変だと思った。昔は大火があった。空に煙が巻き起こり、風に巻かれた燃えカスが飛んでくる怖さ。そしてあのサイレンの音。空が赤く染まる体験は今でも体調が悪いと夢に出てくる。炎が迫ってくる記憶は心の中に畳み込まれてそれでも、恐怖感はなくならない。サイレンのせっぱつまった追い立てるような音はそれだけで感覚をマヒさせる。日常ではない物音は恐怖だ。
 日曜日の穏やかなミサの前の心を整えるには少し時間が必要だった。平常心をいつも安定して保っていけるようになりたい。心を騒がすことなくいつもそこに静かにたたずむ人がいたら、どんなにその場が安定するだろうか。騒ぎが起きているとき、一人静かにそこにいることができたなら、場が人を傷つけることも少なくなるだろう。
 親分はミサの後委員会があるから残り、私はさっさと戻ってきた。お昼ご飯を食べて、22日の入室しての工事のために荷物を移動しなければならない。壁面一面の家具を、どこへ移動したらよいのか。もう引っ越しのつもりで黙々と取り掛かろうかと思った。