夏だというのに

mugisan2013-07-18

寒い。リネンのカーディガンを一枚購入。なんと贅沢な。母の時代には女物の麻のニットなんて買いたくても高すぎて手が出なかった。それがなんと私でも買える値段になっている。デノミバンザイかな?確かに手頃な値段でいろいろなものが手に入ることは嬉しいが、反面なんでこんなに安く作れるのかなとも思う。
 衝撃を受けた写真が一枚あった。家が貧しくて、学校にいくことができず、12円でドラム缶を改良した水タンク車一杯の水汲みをしているアフリカの少女が、私とお揃いのTシャツを着ていた。きっと某メーカーが寄付したものだと思う。そこ特有のデザインだからすぐにわかった。同じ物を着ていながら、私と、彼女のあまりの生活格差に愕然とした。
 何が言いたいのか。ものの豊かさと、この生活格差が混然としている現実に気づいたこと。そして私はそのことにさえ気が付かないで日々を暮らしているということ。気が付かなくても気がついても変わりなく暮らしている自分がいるということ。それはその格差が私にとっては存在していないという現実。それをなかったことにはできないよ・・・・・・