ワインのコルクを

扉シリーズ

まるでトピアリーみたいに作ったワインバーの扉。この扉を開けたら、どんな世界が広がるのかとちょっとわくわくさせる。一年前に私たちはこんな気持ちは微塵も起きてこなかった。今を生きるのに精一杯で食べること、暮らすことさえどうしたらいいのかと不安だった。明日の希望も夢も語れない一日のつながり。過去に失ったものを数えることも出来ない。悩むと言うことはこの繋がる期待のない現実には使えない言葉だと思った。明日の存在が確実にあるときにこの言葉は意味を持つ。 何気ない言葉と心のつながりを改めて思った。