このところ天候の変化が激しい

昨日は30度を超えた。なんだか身の置き所がない暑さの中にいきなり放り込まれたようなつらさがあった。今日は雨が降っている。火照ったほほに冷たい雨が気持ちいい。風は肌寒いほど。こんな時、ああ私もまた自然の中の小さなひとつなのだなと思う。そしてそのことがたとえようもなくうれしい。自然の中でささやかに生きていることが、いいんだよそこにいてもといわれているかのように感じる。
　そのやさしさは、誰かにそっと手渡したくなるやさしい気持ちになる。それがあるから自分を抱きしめることができるのだと思う。人間は自分の柔らかな心の動きを知らなくても、そのままに他者にそのよきものを手渡すことができる。まるで野に咲く花の生き方に似ている。