2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

人はそれぞれ

何故人は相手の気持ちを受け入れられないのだろうかと思うことがある。分かっているつもりのことも実は自分が収まりやすいように心に入れ込んでいる。決して相手の思いのままに収めることは出来ないようだ。にもかかわらず、こんなに思っているのにとか、分…

遠方の神父様から

心が熱くなるお便りと冊子を送っていただいた。司祭となって25年のお祝いに、今まで書かれたものをまとめたもので、お手紙が添えられていた。母の日にミサをささげてくださるという。何よりの事でただただ感謝する。あの子の死を体験してもうすぐ5年にな…

今日はメモリアルデイ

以前住んでいた家のそばの古墳で今年も兄弟と親でギュダ君の記念の凧揚げをした。今回はそれぞれ持ち寄った凧をいっせいにあげたので壮観だった。今年はシャボン玉もやった。空にいくつものキラキラしたシャボン玉が飛んでゆく。緩やかな風に凧が空へと吸い…

祈り

私はまた自分の日々の暮らしに戻ってゆきます あなたがここで私に託されたものを 私が真に理解し、受け入れ、自分の物として生きることが出来ますように 生きることが歓びでありますように 例え人の目には悲惨と見える人生であっても そこにこそ、あなたが残…

帰りの時間があるので

ミサに与ることが出来ずそのまま帰ってきた。この三日間私は沢山の人に人生を見つめた。勿論自分自身の人生も。わたしが自分の心に深く根を張っている悲しみに今まで感じていたやりきれなさのほかに懐かしさも感じていることに気が付く。この痛みは今初めて…

祈り

心の深みに下りてゆくことは 一人では恐ろしくて出来ません 心の闇は深くて何も感じることが出来ません 主よ 共にいてください 私の足を照らし指先を照らし導いてください 何も見えなくても あなたがいることさえ分かれば 私はこの場所にとどまることが出来…

それぞれの抱えている問題が

静かに表面に浮かび上がってくる。痛みに満ちている思いが噴出してくるが自分ひとりでは対処しきらない様子。そっと側で手を添えてゆく。言葉は向かってゆく相手が明確になるとスムーズに出てくる。聞くことの大切さ。聞けない人がなんと多いことか。一方的…

祈り

この三日間 自分のためだけではなく、 必要な人の望みと隠れた痛みに寄り添うことが出来ますように。 私がここにきたことが あなたの呼びかけに応えるためであることを 私が忘れませんように。

ロザリオ

絶対になければ困ると分かっているのに、何故かいつも忘れて出てきてしまい、あわてて買う羽目になるのがロザリオ。今回も四谷で降りてドンボスコに駆け込んだ。一本シスターの手編みクリスタルのブルーのロザリオを購入。それからサンパウロに行ってブラザ…

八王子

何だか毎月東京に来ているようだ。今日から二泊三日泊り込みでエンカウンター。もう30年以上関わってきた。私の特性はひとつのことに深く長く関わっていくことが出来るということらしい。その中で自分自身を成長させてきたし社会に還元してくることも出来…

やっと

今まで保留にしていた日々を書き込んだ。ああすっきりした。アナログでは書いているのだけれどブログにアップするまでの時間がなかった。少し慣れてきたのでこの生活の中でもまた時間を確保したいと思う。気になって仕方のないことは出来るだけこなしてゆこ…

本を買い込んで

最早置く場所もないのにと激しく後悔した。本を処分しなければいる場所もない。親分は本棚をネットで探しているがシンプルな本棚が中々ない。第一店で本棚を売っていない。本を読む習慣も増して買いこんで手元に置くということもなくなっているのだなと思い…

種をまき

小さな芽が出てきた。親分は何となくまぜこぜでまいてしまったものだから、しっかり芽が出てこなければ何の種だか分からないという。小さなミドリの芽が土の中から顔を出し、まるで ここにいるよ といっているようだ。ハーブは香りが風に乗って流れるので是…

さてきょうは

担当のクライエントがショートステイに入ったのでいきなりの休日。明日から東京でエンカウンターがあるので三日ほど留守にします。その間姫と大将は盛岡の麦ハウスのメンテナンスに行ってくれることになりました。まずは洗濯と掃除。そして買い物。肉類を買…

このブログを何故書くのか

ある方には私があの子の死を余りに悲しみすぎると思われるかもしれない。そもそも私がこのブログを描くきっかけになった事を少し書いておこうと思った。 愛するものを失った家族が、誰に気兼ねもなく傷つけられることなく心の回復をするためには、他の遺族と…

いよいよ五月

昨日注文していた「サンジャックへの道」のDVDが届いた。あの読字障害の少年は息子と年齢も雰囲気もとてもよく似ていて、彼が母親の死を知った砂浜の場面は涙で霞んで見えなかった。その時私は少なくても、あの子に私は親の骨を拾う悲しみを体験させずに…