今日はメモリアルデイ

古墳の上でたこあげ

 以前住んでいた家のそばの古墳で今年も兄弟と親でギュダ君の記念の凧揚げをした。今回はそれぞれ持ち寄った凧をいっせいにあげたので壮観だった。今年はシャボン玉もやった。空にいくつものキラキラしたシャボン玉が飛んでゆく。緩やかな風に凧が空へと吸い込まれてゆく。ああ・・・・空にいるのか・・風になって吹き渡っているのか・・・光になって私たちを包んでいるのか・・・緑の木の若芽になってさやさやと歌を歌っているのか・・・どこにいても良い。わたしたちはここにいるよ。君に見えるだろうか。君の姿は見えないけれど、私たちは君に届くといいなと願っているよ。
 10時半集合で思う存分凧をあげてお昼はドンキーに行った。隣接している本屋さんで時間調整してカラオケに行く。私たちは家族でクワイヤを構成していた。9人もいれば結構のハーモニーがとれた。あの子がいた頃家族でコンサートをしたこともあった。家族で歌ってきた歌を彼の記念の日に皆でしのんで歌う。大きな声で歌うからカラオケルームでなければご近所迷惑。そこでフリータイムで8時まで借りた。あの頃好きで歌った歌や、あの子への思いのこもった歌が次々と出てくると涙がぽろぽろこぼれた。寿命という言葉があるが16歳の死は余りにも早い。
 これだけ兄弟達に愛されてあの子は幸せな生涯だったのかもしれないな・・・来年またこうして集まって凧揚げをして、歌を歌おう。