2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧
それであっても、生き物としてのこれは自然な姿なのだとも思う。人間は様々な知恵を駆使して本来の寿命よりも長く生きているのかもしれない。だから、本来すべての不具合が重なっていなくなってしまうはずの時間になっても体だけが元気で生き残ってしまうの…
私たちは自分のためのスケジュールを持っていて、それなりに予定を書き込みやりくりしたり、あたかも時間を自分で管理していると思って暮らしている。私ももちろん何冊かの手帳でいくつかの予定を組み合わせたり削ったりして何とかしのいでいる。 朝が来ると…
これが最後の一日だとは気が付かない。 命を境にする時、 それはいつもいきなりやってくる。 過ぎてしまわなければ その日が、その日だったとわからない。 この場所にいた命が もうどこにも いなくなってしまったことを知るのは いつも突然のこと。こうやっ…
本来母たるひとに捧げられた日だった。 一つの命を産み育ててゆくことの尊さが、 あまりにも無造作に扱われてきた。 戦争の時代を過ぎて、 この国の人達は 女は兵士を生む道具ではないと気がついた。そして 子どもたちが健やかに育つことを 喜べる女達がいて…
誰にも踏み込まれたくない場所がある たとえどんなに弱っていても そこにだけは踏み込ませたくないと 固く閉ざす場所がある その時 凛として立ち尽くし 踏みとどまれるのか そして半歩でも前に進めるのか 倒れるなら前に向かって 入り込まないでください こ…
支援団体に巡りあい、其のNPOが持っている施設に入居して、仕事にもう一度つくことができて、足りない分は生活保護を受けながら自立した人がいる。いろいろなことがあってきがつけばホームレスになっていったが、それはほんの一つのボタンの掛け違いのような…
その間に起こるであろうことを踏まえていろいろ手を打っておく。何しろ人の暮らしを支えることは起こるであろうすべてのことを予想して置かなければならない。そして相手はいつもこちらの予想以上のことをしてくれちゃう。 細かくお金を崩して一日づつの封筒…
昔々子供の頃、父はこの日パレードの先頭にいた。車に乗って手を振っていた。小さな私は胸をときめかせてそれを沿道から見ていた。父は大きな労働組合の委員長をしていた。その頃はよくストライキがあった。その場所に遊びに行った。子供はあっちに行きなさ…