2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

あの日が近くなって

五年前の今日、仕事で運転中に震度5の地震があった。交差点で信号で止まっていた。そして、私はそれが前兆だと知らなかったけれど、それが前兆だと気が付いたこの土地の人たちは、近いうちに大地震が来ると、家の中をかたずけ、棚から物を下ろしたという。そ…

そばの粉を練って

具だくさんのおつゆを作って蕎麦がきの上にそっと注ぐ。アツアツをいただくと体がほっこりする。子供たちが幼いころはよく作った。食の細い子が多かったからあわよくば食事の足しにと思った。ほんの少しの手間なのに、あまり作らなくなった。この前手打ちそ…

久々に

薬師寺の境内を歩いてみる。子供たちをよく連れて遊びに来た。木立と、鳩がたくさんいて、子供たちがえさを買って蒔くと頭にkも手の上にでさえ止まったが、今はもうエサは禁止になり、売ってもいない。それでも鳩は群れて飛んでくる。メリーポピンズのハトの…

毎年の季節のことなのに

何か去年とは違うと感じる。私は何を置き忘れてきたのだろうか。この一年前の自分がどんな感情の中に生きていたのか、日記を除いてみればささやかな日々の生きずかいが聞こえる。つつましい日々の営みの中に私は悲しみや喜びをそっと忍ばせて生きていたらし…

認知症

昔は童帰りといった。その言葉にはそこはかとなく柔らかなまなざしが感じられた。ボケとも言った。そこには悲しみを含んだ諦めと受け入れがあった。今、認知症という言葉は要支援、要介護とそれぞれに判定のための細かな度数をもって数値化されて語られる。…

昨日からわかっていたことだったけれど

やっぱり降ったかと思った。車に積もった雪を払いながら、朝の時間配分を考える。太い道は除雪してあるが、問題は路地だ。駐車スペースだって雪がある。滑るし、吹き溜まりに突っ込んだら、自力で抜け出さなければならない。 なんとか時間に余裕をもってゆっ…