昔は童帰りといった。その言葉にはそこはかとなく柔らかなまなざしが感じられた。ボケとも言った。そこには悲しみを含んだ諦めと受け入れがあった。今、認知症という言葉は要支援、要介護とそれぞれに判定のための細かな度数をもって数値化されて語られる。…
やっぱり降ったかと思った。車に積もった雪を払いながら、朝の時間配分を考える。太い道は除雪してあるが、問題は路地だ。駐車スペースだって雪がある。滑るし、吹き溜まりに突っ込んだら、自力で抜け出さなければならない。 なんとか時間に余裕をもってゆっ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。