午前はGS集会午後はベテルの講演会

行き着く先などない

 今年最初の集会をする。2月は味噌作りに挑戦してみようということになった。少しづつまた自分たちらしく歩き出そうとしている。生活をしっかりと自分たちの手でつくりあげてゆく。手の技を伝えてゆきたいと思う。
 午後からNPOの研修があった。浦河からベテルの関係者を招いての当事者研究会の講演。研究対象であった患者自身が自らに病名をつけ、原因を分析し発表してゆく。そのプロセスの中で病気が収まってゆく様子を体験として語ってくれた。インタヴュー形式でコーディネーターが上手にそれぞれの発言を絡み合わせてゆく。聞いていて思わず笑いがこぼれてしまう。しかし、その描写されている状況は笑うどころのことではないのに。当事者本人も面白いことであるかのようにさらりと描写する。設立当初から関心があって、大妄想大会のVTRを見たり、自分の研修担当のグループで、活動の様子を描いた本を読んだりしてきたけれど当事者が症状が強く出ている時から、なんとか就労できるようになる姿をその道程の凄まじさを知っていてなお、あっけらかんとした印象を捨てることができない。
 この病の壮絶な闘病を知っているがゆえに深く感じ入るところがあった。久々に親分と研修に出た。感想をゆっくり聞きたかったけれど、某教授と立ち話をして彼は言いたいことをすっかり話してしまったらしく、「さっき云ったことと同じ」と以下省略されてしまう。ガクッ