一度死んだと思えば

生活を変えることはたやすいことだと思います。古い私は死んでしまいもうどこにもいない。今新しい自分を生きてみよう。などと考えています。子供たちは私がいなくてももう一人で歩いて行ける大人になったし、私が自分の最後の人生の旅を始めても、まあそれはそれでよい旅だと思ってくれているようです。この年になってまだ人生初体験をすることがあるとは思いませんでした。今まさにレント四旬節です。苦しみの季節とも荒れ野とも呼ばれ、昔から苦行をする季節でした。死ぬ身であることを思い、生きることをただす。まったく今年はそれにふさわしい四旬節になりました。
100%相手が悪くても、保険で支払われる額を超える私の持ち出しが、130万と聞いてうんざりしています。なんで今買い替える必要もなかった車を買い替える羽目になったのに、相手側は丸々保険からの支払いなのに。ぶつぶつ言いたくなりました。
 死んでいたら、そんなことは言えなかったよね。いのちって簡単に消えてしまうのだから。私は、私の旅をもう少し続けられそうです。
読み返してみたら、まるで離婚宣言みたいですね。それはカトリックにはないのです。よりよく生きることを考えています。メメントモリです。