ある町で

mugisan2017-03-13

相談業務研修をしてきました。感想としては、普通に暮らしている人たちを並べて、いきなり小難しい話をしても、わかってもらうのは難しい。という当たり前のことでした。研修生の資料が職種しかなかったということもありましたが(もちろん○○委員としてその地区で日常的に活動している人たちなので)全くの素人ではないのですが、普段研修生相手にやっている研修や、学生相手の研修では置き去りになる人が出てくると思いました。
 そこで骨組みは変えずに、説明のところに、事例を挟み込んでその人の想像領域により近寄せて、かつ知りたい人の学習意欲をも切り落とさないような工夫をしました。はじめは、かなり大きな声で「わがんね」と言っていたつぶやきが「うん、うん」に代わってきたのは劇的でした。私は自分が少しは教えるものの在り方を身に着けたのかなと思いました。今までかかわってくれた人たちに感謝したいと思いました。現場で、初対面の人たち相手に進行状況を見ながら講義を組みなおしてゆくのは面白かったな。個人的に駆け寄って感想を述べてくださった方たちがたくさんいたこともうれしい反応でした。


何がその人たちの中に残っていくのかは、その人たち自身のこれからの活動を通してなので今のところは、種をまいたからあとは天の雨が降ってくれるのを、待てしばし。

疲れたけれど、私にとってはご褒美のような一日だったな。