参加300人越え

mugisan2016-10-09

小さな教会で全員がお役をもって近隣の皆様をお招きしてのお祭りだった。隣の市に住んでいる娘夫婦も車で駆けつけてきてスタッフをしてくれた。姉と妹が並んで似顔絵を描いた。二人とも同じ大学で姉は版画、妹は油絵を学んだ。まったく画風が違うのでお客さんが画風を選んで描いてもらう。いわゆる似顔絵と違うのは二人とも美術専攻なので、きちんとした描画を学んできた。デッサンというよりも、それなりに絵になる。イラストではなく絵に仕上がるので年配者にも人気がある。



 兄弟で一枚。母と子で一枚。それぞれが組み合わせを選んでモデルになる。おしゃべりをしながらの25分。お客さんにとってそれも楽しかったらしい。



老いた方が、奥さんの介助を受けながら描いてもらって、仕上がった時に見せた笑顔が素晴らしかった。絵描き冥利に尽きる。「ああこのために私はここに来たんだなって思った」娘が言った。そうだね、よかったねと思う。背中でねんねしている赤ちゃんも障害をお持ちの方も、みな素敵な笑顔がそこにあった。隣でマシュマロ焼「サムモア」をしながら、私は胸が熱くなった。


なんていいんだろう。なんてあったかいんだろう。ほんの少しだけでいい「時間よ止まれ」