今日は今日という新しい日

2才(大)   佐藤忠良作

 何があろうとも、今日の生業は今日のもの。昨日に侵略されてはやってゆけない。残像は心の扉の奥にいったんしまう。振り向かない。揺蕩うことはしない。きりかえる。サクッと切り替えて、一日の終わりに、掌に残っている感触を確かめる。さあ行こうか。