2016-02-02 光は春なのに 雪が舞う。 もう春なのに雪が舞う。 名残の雪は春彼岸にいつもドカ雪になる。 まだ節分。 足踏みの冬はしばらくは行きつ戻りつ、 胸の中に語ることのなかった物語を紡ぐ。 又、愛しい君が旅立っていった春がやってくる。 父はあの日からずいぶん老いた。 母のからだも小さくなった。 君はいつまでも16歳7か月の少年の笑顔だ。 雪が降る。 君からの伝言。