昨年の秋から姫の就職戦争に加担して

県運動公園の一角

まあ、あっちへ行ったりこっちに行ったりのお付き合い。勿論彼女が努力している間、私は自分の目的をこなしていたから何の文句もないのだけれど。世間様とは全く別次元の話でみんながジャンボ機で世界一周をしている間に、こちらはグライダーでちんまりと漂ったような感じだった。まあ何はともあれ時間と気力・体力の勝負だった。めげそうになったころ、卒業に向かって個展を開かなければならず、クリスマスってなんだっけ状態で、明けましておめでたいってか?からついに、何とか気が付けば春の声。
 これはいかにせよとのおぼしめしかと、早春賦気分でいたところ、天の声が降ってきて、どか雪の中を面接に行って・・・・・姉と同じ業界の畑違いに決まった。本来の目的業種であり、畑なのだが、ちょいと他分野も含み、又足りない分を大学で補てんすることになった。気が付けばダブることなくこの人は8年も大学及び大学院に在籍することになった。勉強は嫌いではなさそうなので、まあ楽しんで過ごすだろうと思う。私ももう少し働いて資金援助出来たらよいなと思う。
 まったくこの人がこんなに学ぶ時間が長くなるなんて誰も想像しなかったよ。遊ぶこともおしゃれすることもあまりなく、ただひたすらに走り続けているから、つい周りからちょっかいを出したくなる。もうすぐ春だよ。桜も咲くし梅も咲く。鶯だって啼くさね。
 先立っていった者の分も君は学んでいるようだ。いいことだね。