心の優しい人に出会った

 ひょんなことから、お花を教えてくださるという申し出を受けた。家元の資格をお持ちの方だが、仙台に転勤してからお教室を持てない期間が長くて、その機会がきたらと願っていたという。

私は私で、月に数回ある自死遺族支援の会で毎回お花を活けなければならず、もう少しすっきりといけることができたらと思っていた。お葬式やお仏壇の花ではなく、野の花がそこにあるような空間を作る。ふつうの活け花とは趣が違うから、ただいければよいというものでもない。悩みながら10年続けてきたけれど、渡りに船といいうことで何とか来週から願いがかなうことになった。

 思うのだけれど、自分で努力して、なんとか一定の所までスキルアップして、ここでもう一つ専門的なサポートがほしいと思う時、かならず助っ人が現れる。祈って努力して希望をもって歩み続ければ必要なものは必ず与えられると、ふっと思った。