もうすぐ聖週間

mugisan2015-03-22

 復活祭がそこまで来ている。いよいよ受難の聖週間が始まる。四旬節が始まるときは確実に冬真っ盛り。終わるときはもう春。山茶花がつぼみを膨らませている。ボケの花が咲いている。胸の奥深くで、ほんのりとうれしい気持ちが生まれ始めている。今日は聖週間の役割分担をした。


 それから恒例のイースターエッグの制作分担の話し合いになった。いつも我が家では50個作ってお配りするが、教会は教会でイースターエッグを作る。高齢化が進み、作れる人数が減ってきた。私はその日は自死遺族支援の日なので教会のチームには入れない。もどかしい思いがする。いかにそれらしく手抜きをして経費を安く上げるかということに意義を見出す人のグループと、少々手間とお金がかかっても、美しく仕上げたものを皆さんにあげたいという人のグループ。それぞれ作ったらよいでしょうにという人のグループ。

 その時「復活祭の卵なのに悲しいと思う」といった人がいて、その一言で私の班は手出しでも良いから、きれいな飾りとリボンで、もらってうれしいと思える卵を作ろうよということになった。


 経済的ということが最優先で良いことのように思うけれど、たまには無駄でもよいからお祝いのおすそわけなんだからと思うことも必要なのだと思う。それがお年を召した方のつぶやきだったから、よけいにうれしかったのかもしれない。
 私は私で、働き手の人のために野の花のブーケを描いた卵を作って贈ろうと思う。私の卵を待っていてくださる人もいてそれはそれなりに楽しい。今年は四月五日が復活祭。