国際防災会議
被災した者たちが味わったことを、
世界の人たちが自分の感覚で思いめぐらしてほしいと願う。
あの日のように今日も冷たい風が吹き、
雪が舞い散っている。
この寒さも、津波でぬれた人々を凍えさせ、殺した。
凍傷になって手足を失った人もたくさんいた。
障害を負う人が増えてゆく。
言葉では表しつくせないこの震災のもたらしたものを、
どうぞ世界の人々よ
感じ取ってください。
言葉だけではなく、
データーだけではなく、
吹く風の冷たさ、
降る雪の冷たさを体で受け止めてください。
この空の下で
たくさんの人が亡くなって行ったのです。
生きる力を失った人々が
今も立ち上がろうともがき続けています。
そして
福島
まだ何一つ解決も、復興も始まらない。
これが私たちの被災地の姿です。