安楽なりや

 それにしても、小さな子供や病人がいない暮らしというものはなんと自由で融通が利くものなんだろうか。健康な家族が構成員であれば多少の不便は飲み込んでしまえる。温度差や、物の新鮮度が健康を左右する存在がいなければ大概のものはなしで済まされるのではなかろうか。安上がりに暮らせるものよと思った。