今日は心を病む人の話を聞く日

子供たちが自由に夢の国を創った

 社会一般では精神障害者と呼ばれる方たちの、悩みに寄り添った一日だった。心に闇を抱えているように感じている方もいれば、心に燃え盛る星を抱えていて何ともじっとしていることができない方もいる。それぞれの現れ方は異なっていても共通しているのは、社会と折り合って生きることができないこと。作業所に行っても人間関係が作れなくて、結局いざこざが起きて、通所することができなくなってしまう。人は仲間と一緒に生きてゆく生き物だから、たとえ傷つけあっても、仲間がほしい。その切実さはひりひりと伝わってくる。揺れて揺れて振り切れるまで揺れてODを繰り返したり、手首を切ってみたりする。自分のやっていることの出口のなさを分かっていてもやめることができない。「これに代わる何かを」と言われても、私は何も差し出すことができない。ただ生身の私がここにいて、あなたのうめきを聞いていること。私にできる力いっぱいのこと。
 こうやって一日が終わってゆく」。さすがに家に戻ったときは、食事をする気力もなかった。眠れることの幸せ。