今日買った本

身体巡礼: ドイツ・オーストリア・チェコ編

身体巡礼: ドイツ・オーストリア・チェコ編

 古い教会のお御堂でメメント・モリを見て育ったからなのか、お骨やイマージュは何とも思わないが、病態標本の展示はそれが作り物と分っていても何ともズキンと感じてしまう。肉や皮膚はそれにつながる身体とその持ち主の苦痛を連想してしまうから、つらくなるのだなと思う。死生観をしっかりと保っている人なら読み応えのある本だと思った。私は、自分を支えるものとして、仕事に生かせると思う。
さよならのあとで

さよならのあとで

 この本を手に取った途端ビビビッと響くものがあった。こんな本を「あの人」にあげたいと思った。やさしくて、悲しくて、いとおしい人にあげたくなった。その人は受け取ってうれしいと思うのだろうか。私自身の遺言にしたいなと思った。たった48行の英語の詩だけれどこれほど素直に心に入ってくる詩はないとも思う。
水の生きもの

水の生きもの

 姫が資料を探していて、図書館で見つけた本。あまりのステキさに注文しようかといいながら忙しさに取り紛れて忘れてしまったもの。それをふと見つけた。そして手持ちの図書カードをはたいて買ってしまった。こんなに素敵な本に巡り合えたことに感謝。