チリ地震津波

さざんか

 また津波が来るという。昨夜ほとんど眠れなかった。ずっとラジオをつけて津波情報を聞いていた。今朝も引き続き情報を聞いている。なにもできないけれど、三年前の津波の恐ろしさを忘れることができない。娘の町は最大の被災地だった。まだそこに住んでいるから、ひたすらに無事を案じている。もどかしい。仕事があるから逃げて来いとは言えず、言ったにしても職場放棄して逃げては来ないだろう。幸いなことにまだ春休み。子供たちは親の家にいるから前回のように学校帰りの惨事は起きないだろう。たくさんの子供たちがなくなった。あの悲惨な記憶から解き放たれることはないと思う。もはや私たちは。