デグーのごんちゃん

かしこまってるゴン

 この小さなデグーは歌を歌う。小鳥のようにさえずる。いやはやかわいい。小さな小さな声で、それも音階やリズムが感じられる。あまりにきれいな声で小鳥が啼いているのかと思った。デグーが鳴きかわすところを見たことがないのでなんとも言えないけれど、ずいぶん長いフレーズを複雑なメロデイで歌う。その都度、異なる節回しなのか、それとも同じなのか気がつけば歌っているのでなかなか聞き分けられないでいる。耳のよい人なら採譜できるかもしれない。ごきげんなのか、相手を求めているのかはわからない。もし異性を同じ籠に入れてみたらプロポーズするのだろうか。多分殖えて大変なことになるのだろうから、それだけは試さないでおこう。こんな小さな存在であっても、気持ちを和ませてくれるから不思議。