落成式の日に

mugisan2013-12-10

親分がこんな祈りの言葉を捧げた。
この教会は、私達の子供が生まれた時、洗礼を受けた教会。
この教会は息子が亡くなった時葬儀をしてもらった教会。
生命の始まりと終わりを家族として体験した教会。
この教会は私達にとってふるさとそのもの。

*******中略***

個人的な祈りで始まったこの祈りを個人的な祈りで締めくくります。
この教会の建設に携わって、今また別の現場で働いておられる方々の
安全と、善き仕事をなされますようにと祈ります。


その後に、この建設の責任者は、教会建築工事の時に結婚式を挙げ、建設が終って今は福島第一原発の現場に行っているということを本人のスピーチでしった。
親分は切なる願いを込めて、この若い夫婦のために神様の加護を祈ったのだ。
私は胸が熱くなった。若い夫婦にとってなんという過酷な現実なのだろうか。放射能の不安はチェルノブイリやその後の原発事故での子孫への影響で私達は知っている。心からお一人お一人の身の安全を、そのものを言葉通りに祈る。こころをこめて祈る。