今年の一大イベント

エンカウンターのともしび

 震災後に取り壊しと立て直しをやって、本日めでたく落成式。教会委員長としての親分の肩の荷が少しおりるのかな。建設委員会は多分今後の不具合が最終的に解決するまで解散はできないのだろうな。
 今日は姫の誕生日。あの日のことは今でもはっきりと覚えているし、不思議なくらいに生々しい。雪が取らチラと舞う日だった。まだ幼稚園児だったギュダくんに、ディズニーの映画を3本くっつけたものをかけて、これが終わる頃おねぇちゃんが帰ってくるからねと言い聞かせた。くまのプーさん不思議の国のアリスとピーターパンだったと思う。そして手巻き寿司の材料をあらかじめ買っておいて、すしの子だけなかったのでそれを蛙ちゃんと師匠に買ってくるように書き置きをして、病院に行った。小さな姉たちは近所のスーパーにスキップして買いに行ったとあとから聞いた。光のページェントが始まっていて病院への道は光り輝いていた。あの時の記憶は明るい光に満ち溢れている。ああ、子どもたちが皆揃っていたあの夜の思い出は私にとってかけがえのない記憶だ。
 22年が経った。娘は幸せだったのだろうか。この母の子で良かったのだろうか。私を選んできてくれたと思うとき、ありがたさと申し訳無さが交錯する。至らないことの多い母親であったなと思う。もっとたくさんのことをしてあげたかったとも思う。その繰り返しを今また手の中に温める。