雪が降る

木の芽は膨らんでいる

 当たり前のことなのに、もうそろそろ降りやめても良いのではないのかねなどと思う。細かな雪は積もらないけれど、気温が低いから凍ってゆく。大きな雪は気温が高いからすぐ溶けるけれど夜になると水は凍る。どちらが降っても雪は凍結して道路はツルツルになる。こうなったら外に出ないで家で何とか天候の回復を待つしかない。靴が本格的な冬仕様ではなく中途半端なので、足元が滑って怖くてしょうがない。
 子供時代のあのしっかりとしたゴム長が恋しいよ。今はプラスチックの比較的安価な長靴(しかも中長)で冷えれば硬くなるし、靴底に溝が切ってあっても硬くなって滑ってしまう。ゴム製のしっかりしたものはぎょっとするくらい高価だ。ほんとうに必要でなければ困るのは年に何回かしかないから、あとはファッションなんだろうね。
 暮らしがその土地の現実と噛み合わなくなってしまっているのはしかたのないことなのだろうかね。ファッションが持っている暮らしの質と満足感を改めて考えてみる。