体調がいまいち

 多分心臓の発作だったと思う。狭心症の薬を飲んでいるけれど、やばいなあと思った。ミサの中でそれは起きた。このままここで動けなくなったら困るよなとぼんやり考えていた。なんとかミサが終わり、しばらくしてうそのように苦しい痛みは去っていった。
 そのあとは予定通りモールへ行った。パンプスのかかとの張替えを頼みに行ったり、そろそろクリスマスのプレゼントを買い始めたりいつものように過ごした。10年日記をつけているが間に5年日記を挟んで25年になろうとしている。あと二年で今の日記帳も終わるが、今度買うのは5年か3年にしようと思った。もうつけ通す時間が残っているとは思えない。それでも多年日記にしたいのは前年の日程がわかると助かるから。しぶとく生き続けるつもりのようだね。
 その時が来る前にしておくべきことがたくさんある。忙しくなりそうだ。おかしな表現だが、きちんと旅立つためにはきちんとした人生の締めくくりが必要なのだ。
 まずどうしてもやっておきたいこと。レクチオ.ヴィデナをしっかりとやりたい。以前やりかけていたけど、途中で生活の煩雑さに放り出してしまった。これは生きているうちでなければできないからぜひやっておきたい。それから、ものの整理。後始末を家族に担わせるのは酷だ。自分の人生の半分は、なくなっていったひとの後始末だったから、その大変さはうんざりするくらい体験してきた。だから自分はそれがすむまでがんばろうと思った。長生きするかも。