仕事の合間に

身を守る扉であって欲しい

本屋に立ち寄る時間があった。そこで一冊の地味な本に出会った。

ママのリスト 私が死んだら、息子たちに2回ずつキスをしてね

ママのリスト 私が死んだら、息子たちに2回ずつキスをしてね

若い母親が自分の死後まだ幼い二人の息子と、夫に当てた希望のリストを、夫が実現しながら生きている、現在進行形の人生の記録。
 ママの希望に沿いながら自分らしく子育てをしているパパの姿が素敵だと思う。人間として共感できる場面がたくさん描かれているとともに、私たちは夫婦でこれほどにお互いの間にある違いを乗り越え共に生き続けようとする感情の流れと、相手に対する献身を持っているだろうかと思った。夫婦が一旦夫婦となり、子供を育てることを共同の喜び,共に働くものとしての誇りと喜びとして何があっても持ち続けようと決意しているだろうか。改めて考えさせられる一冊だった。