亡くなった子の年を数える

mugisan2011-08-30



おろかなことの例えに言う言葉。
だけど
私は亡くなった子の年を数える。



生きていれば24歳になる
わたしの息子



16歳7ヶ月で死んでしまった少年が
生きていれば
今、まさに青年期真っ只中



おろかであろうとかまわない
母は思う


今、ここにあの子がいれば
してあげたであろうことを
私はしたい
他の人には理解しがたいことであっても


私は
あの子が生まれてこの世にいた時間を
忘れたくはない



今、生きていなくても
あの日
あの子は確かに私たちの中に生きていた
あの子と共に生きてきた時間を
心のそこから喜びたい

バースデイケーキは
今年は真っ赤なベリーのタルト


生まれてくれてありがとう
共に生きてくれてありがとう
私の息子でいてくれてありがとう
私をあなたのお母さんにしてくれてありがとう
私は
さいわいな母親です