亡くなった子の年を数える
おろかなことの例えに言う言葉。
だけど
私は亡くなった子の年を数える。
生きていれば24歳になる
わたしの息子
16歳7ヶ月で死んでしまった少年が
生きていれば
今、まさに青年期真っ只中
おろかであろうとかまわない
母は思う
今、ここにあの子がいれば
してあげたであろうことを
私はしたい
他の人には理解しがたいことであっても
私は
あの子が生まれてこの世にいた時間を
忘れたくはない
今、生きていなくても
あの日
あの子は確かに私たちの中に生きていた
あの子と共に生きてきた時間を
心のそこから喜びたい
バースデイケーキは
今年は真っ赤なベリーのタルト
生まれてくれてありがとう
共に生きてくれてありがとう
私の息子でいてくれてありがとう
私をあなたのお母さんにしてくれてありがとう
私は
さいわいな母親です