やっと、やっとキャンプが出来た

大縄跳び

 そしてジュニアの入団式が出来た。リーダーの養成から一年かかってやっと今日の入団式。何と不思議な備えがあったことだろうか。あの時トレイナー試験を受けなければ、あの時団委員長を引き受けなければ、このスカウトを迎え入れることができなかったのだとしみじみと思った。備えておけば何時かはきっとその備えが生きてくると思った。不思議な気持ち。その時は本人にもわからないきっかけなのに、きちんとその先の道に続いている。その後いろんなことを伺ったけれど、この震災のごたごたでは、仕方がないなと思ってじっと聞く。わたしが不行き届きだったと言われても、あれで精一杯の対応だったのだから、私の能力ではこれしか出来ませんでしたと、認めることしか出来ない。相手には相手の気持ちがあり、その気持ちはその言葉の中に静かにこめられているのだろう。つくづく、あの日々の大変さを思うが、それは私の事情であって、それ以上でもそれ以下でもない。
 今は、今日のこの入団式を静かに喜ぶことにしよう。