この夏のガールスカウト行事

夏の雲が鮮やか

今年の東北北海道地区のギャザリング(集まって、討論しメッセージを発信してゆく)行事の担当県は福島県だった。とても開催できる状況ではなく、中止したが、これに参加できるのは中学高校の年齢のスカウトだけ。年齢限定で受験もあるとなれば参加の機会を何とか確保したい。そこで北関東地区の新潟が呼びかけてくれた。
 北海道地区も急遽独自に開催を決めたが、当県は新潟に申し込んだ。普段のギャザリングとは異なり目的地までの移動に関しても、連絡網に関しても二重三重の体制をとった。未だ余震が続いているし、行くほうも、残っている家族もお互いに不安材料がある。
 こんな中で果たして行ってもいいのか、行かせてもいいのか。色々悩みながらのスタートをきった。今夜やっと借りることが出来たコミセンで保護者と、スカウト両方に対しての説明会をしました。彼女たちは自分たちの置かれた立場や状況をよくわかっていて、それでも行きたいと自分の意志で決めたので、大人は後押しをするだけだ。
 行くことができないスカウトにも同じようにギャザリングの楽しさを体験してもらいたいので、支部ギャザリングを16日に開くことにした。今出来ることを今やっていこうと思っている。

 
 家に戻って気がついたらシンデレラだった。TVのニュースを見ていたら、あのいらだたしい復興担当大臣が身を引くとか。ぼんやりそれを眺めながら、この人は自分を「お客」と呼んでいるのだな。この人は被災地の行政が被災者の集団そのものだとの意識はないのだなと思った。
「こんな人いらないです。」
言いたいことは一杯あるけれど、もっとまともな人はいないのでしょうかね。この国には・・・・・
 被災者は毎日どんな思い出この日一日を生きているのか、その人たちの一票に支えられてあなたたちはそこにいてその態度はなんですか。大臣は役割であってあなたと言う人格が尊まれているわけではない。何を勘違いしているのだろうかこの人は。こんな人に私達の痛みに寄り添うなんて言葉を使って欲しくはないね。