同じ区の中でも、隣の区であっても、違う暮らしの姿

 大きな被害を受けた人々は自分たちの世界と、この街の風景の落差に痛みを感じる。そして落ち込む。自分たちの失ったものが、当たり前のようにこの街にある。同じ地域のなかでのこの格差。それはとても哀しいことだ。寂しいことだ。辛いことだ。そう思って今、自分に出来ることをやろうと心から思った。震災前にやっていたことを、変わらないでやる。その上で今やるべきことをやろうと思う。生きていることの意味を静かに考える。
 私もこの瀬戸物屋さんのような存在になりたいのかもしれないな。