気温の上下があり

自衛隊のテント村

 雨も降る。雨が雪になったりもする。屋根のある部屋に住んでいる私たちでさえ、ひっきりなしの余震で身体が休まらない。まして外で土に近い環境で寝起きする人たちは疲労の蓄積は如何ばかりだろうかと思う。職業なのだから仕方が無いとはいえない過酷さである。
 道を隔てて写した写真なので生垣の向こうに並ぶテントはよくわからないのかもしれないけれど。その労働に、きめ細やかな心使いに感謝。遺体の取り扱い方、遺品の取り扱い方、被災者にむけるまなざし。その一つ一つにいたわりを感じ取る。今まで自衛隊員に感じていた威嚇は今回まったく感じられない。人間を感じる。受ける立場になって初めて感じたこと。